ANAさんが2021年から開始した、新しいANA上級会員資格(ステータス)獲得条件である「ライフソリューションサービスの利用が多い方」向けの条件(旧「プレミアムステータス獲得チャレンジ」)。
このライフソリューションサービス利用条件、2024年度向けの条件(=2025年度上級会員獲得のための条件)が更新されました。
あ、超絶気になるSFC(ANAスーパーフライヤーズ)会員への加入条件には、大きな変更は発表されていません。
そして、2024年度の条件も無事発表されたということで、従来までのフライトで獲得できる「プレミアム・ポイント」(PP)でのANA上級会員資格(ステータス)獲得条件に加え・・。
この「ライフソリューションサービスの利用が多い方」向けのANAさんのステータス獲得条件も、どうやら一つの上級会員資格条件として定着するようです。
ちなみに、2024年も、これまでのフライトでしか獲得できないPP(プレミアム・ポイント)の累積で、ANA上級会員(プレミアムステータス)が獲得できる!っていうANA上級会員資格獲得ルールはそのまま維持されています。
この従来までのPPの累積によるプレミアムステータスの獲得条件に加え、ANAのサービスの利用数とANAカード&ANAPayの利用額でも、プレミアムステータスの獲得ができるってことです。
ただ、これどのくらいの人がこの条件で獲得できるの?ってくらい、ハードルは相当高い状況に変わりはないんですけどね(笑)。
早速、2024年度も継続開催されることになった、「ライフソリューションサービス利用が多い方のステイタス獲得条件2024」(旧プレミアムメンバーステイタス獲得チャレンジ)の内容を解説します!
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目次
ANA上級会員ステータス獲得条件(通常)
ステータス | 所要PP | 備考 |
ブロンズ | 30,000 | |
プラチナ | 50,000 | SFC申込可能 |
ダイヤモンド | 100,000 |
では、まずは簡単に通常のANA上級会員資格獲得条件のおさらいから。
ANA便に搭乗することで、マイルとは違う「プレミアム・ポイント」(PP)が貯まり、このPPを一定数貯めることで、ANAブロンズ、プラチナ、ダイヤモンド会員資格を手にすることができます。
ANAプラチナ会員資格を手に入れると、この会員資格期間の1年間限定で・・。
所有していれば改悪さえなければほぼ一生涯プラチナ会員と同等の優遇サービスが受けられる「ANAスーパーフライヤーズカード」(SFC)の発券ができるんですよね。
このため、このプラチナ会員資格を目指してANA便に乗りまくることを、俗に「SFC修行」と呼びます(笑)。
ちなみに1PP獲得に必要なフライト料金は1PP=10円なら超優秀!と言われるので、SFC修行には大体50万円くらいかかる(笑)ということになります。
あ、陸でマイルを貯めていれば完全無料でSFC修行もできちゃうんですけどね(笑)。
ということで、従来(2020年まで)はフライトで獲得できるこのPP(プレミアムポイント)を貯めることでしか、このANA上級会員資格は手に入らなかったんです。
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ライフソリューションサービス利用が多い方のステイタス獲得条件
ということで、従来はフライトで貯まるPPを集めることでしか到達できなかったANA上級会員資格に・・。
2021年から新たなステイタス獲得条件として加わったのが、「ライフソリューションサービスの利用が多い方のステイタス獲得条件」です。
ステータス | ブロンズ | プラチナ | ダイヤ | ダイヤ+ | |
獲得PP | 15,000 | 30,000 | 50,000 | 80,000 | 150,000 |
サービス利用数 | 4 | 7 | 7 | 7 | 7 |
ANAカード/Pay決済額 | 300万 | 400万 | 500万 | 400万 | 600万 |
参考:PPのみ獲得条件 | 30,000 | 50,000 | 100,000 | - |
気になる2024年のステータス獲得条件と、ちょっと図では数字が見にくいので数字のみ抜粋したものがこちらです。
例えば、ANAプラチナ会員サービスは、本来PPのみですと50,000PPの獲得が必要なんですが・・。
このキャンペーンを利用すれば、30,000PP利用+ANAのサービスを7サービス利用+年間400万円以上のANAカード/ANAPay決済で獲得できる・・ってことですね。
あ、ちなみにこの条件は2022年度の条件から2023年、2024年と変化がありませんでした。
ということで、これで3年変化がないわけですが・・。
この条件、ハードル滅茶苦茶高いって思われませんか??
ANA上級会員資格はANAプラチナ以上を取得しないとほぼなんの意味もない(笑)んですが、年間400万円の利用ってことは、何しろ、毎月30万円ずつカード利用しても360万円ですから・・このハードルはなかなか厳しいでしょう・・。
しかも、400万円の決済に加え、フライトでPPを30,000も貯める必要がありますからね。
例えばMBアメックスプレミアムカードなら、同じ年間400万円の決済だけでマリオット・ボンヴォイのプラチナ会員資格が手に入りますので・・。
このあたりのハードルの設定の仕方は・・やっぱりANAさんはあまり上手くない印象ですね。
あ、ANAカード&ANAPayの決済額のインパクトが強すぎて(笑)・・。
ANAライフサービスの「利用数」についての言及が漏れてましたね。
上記の14個のANAのサービスから、実質7つ以上の利用が必要です。
- ANAリサーチ
- ANAセレクション
- penguin
あ、2024年からは、上記の3つのサービスが追加されています。
①ANAのふるさと納税、②ANAストア、③空港内店舗(ANAフェスタ)、④A-Style、⑤ANAマイレージモール、⑥ANAトラベラーズ、⑦マイルが貯まる加盟店、⑧ANAカードマイルプラス・・。
このあたりを利用すれば、何とか7つ以上の利用はできるでしょうから、こちらは何とかイケると思います。
やっぱり、ANAカード&ANAPayの決済額のハードルがけた違いに高いですね。
-
対象者 ANAマイレージクラブ会員&ANAカード会員
-
判定開始日 2023年12月16日(土)~
- 条件1(PP) 2024年1月1日~2024年12月31日
- 条件2(利用数) 2023年12月16日~2024年12月15日
- 条件3(決済額) 2023年12月16日~2024年12月15日
そして、上記でご紹介した3つの条件、①プレミアムポイント、②ANAサービス利用数、③ANAカード&ANAPayの決済額の各条件を・・。
上記の期間内に達成することで、チャレンジ成功!となり、2025年4月以降1年間のANA上級会員サービスがゲットできます。
あ、ちなみにこの「ライフソリューションサービスの利用が多い方のステイタス獲得条件」は、ANAカード会員であることが必須となっています。
ANAカードを持っていないとそもそも対象外ですので、ここはくれぐれも注意してください。
あ、ちなみにフライト利用でのANA上級会員サービス資格獲得の場合、獲得後数日後からプレミアムメンバー事前サービスが提供され、最大約2年近くプレミアムメンバーサービスが受けられるのですが・・。
このライフソリューションサービス利用のステイタス獲得条件では、プレミアムメンバー事前サービスは対象外となっています。
期間内のANAカード&ANA Payの利用実績を集計する必要があるので、これはやむをえないですかね。
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決済額の達成条件
そして、一応決済額の達成条件の・・詳細も見ておきましょう。
正直、このステータスチャレンジの最大のハードルとなる、ANAカード/ANA Payの決済額ですが・・。
これは上記のとおり、ANAカードの決済額+ANA Payの決済額の合算が対象となります。(※ANAカードからANAPayへのチャージ金額を除く)
ANA Payがかなり使いやすくなったので・・、日常的にANAPayとANAカードを使い、その合計決済額で勝負することになりそうです。
- 2023年12月16日から2024年12月15日決済分
- ANAカード〈法人用〉での利用分は対象外
- カードに付帯している電子マネーの利用額は対象外
- ANAカードからANA Payへのチャージ金額は対象外
- ANAカード間の利用額の合算(例:ANAVISAとANAダイナースの合算等)は可
実際の利用期間と注意点がこちらです。
利用期間は前述のとおり2023年12月16日からの1年間ですので、この1年間全力でANAカード&ANAPayを利用しましょう(笑)。
その他、これ結構重要なんですが、これ以前まではANAカード間の利用額の合算は不可だったんですが、2024年からはマイル口座が統合されていればANAカードのご利用金額は合算されます。
ここは、朗報ですね。
また、ここも大きいんですが、以前まではこの「ライフソリューションサービスの利用が多い方の獲得条件」でANA上級会員資格を取得しようと思うと、なんと参加登録が必要だったんですが・・。
参加登録は不要になっています。
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SFCの改悪・制度変更はなし!
ということで、設定から4年目を迎え、ほぼ定番化したと言える「ライフソリューションサービスの利用が多い方向けのステータス獲得条件」ですが・・。
ANAプレミアムメンバーステイタスの獲得条件には、実質大きな変更はないと言えるでしょう(笑)。
例えば、SFC(ANA Super Flyers Card)への入会に必要な、ANAプラチナ会員ステータスの取得に、30,000PP+年間400万円カード決済か?それとも、50,000PP獲得か?と言われれば・・。
完全に、50,000PP獲得した方が「簡単」です(笑)。
一応、年間決済額が2021年当初の600万円から400万円に引き下げられてはいますが、それでもハードルは十分高いですからね。
一方、ANA陸マイラーなら、フライトなら完全無料で乗れちゃうので(笑)、下記の関連記事のとおり完全無料でのSFC修行解脱(ANAプラチナ会員:50,000PP獲得)も夢でもなんでもありません(笑)。
そして、これまた朗報ですが、SFCのサービスや加入条件にも、今のところ改悪等は発表されていません。
ただ、JALさんがANAのSFCに相当するJGC加入条件の大幅な改悪を発表したばかりですので・・こればかりはまだ予断を許しませんね。
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まとめ
以上、2024年も継続開催決定!
「ライフソリューションサービスの利用が多い方向けのステータス獲得条件(2024年版)」について解説しました。
ただし、プラチナ会員取得に必要利用条件は、ANAカード&ANAPay決済額だけで年間400万円(笑)。
さらに、対象のANAサービスを年間7種類以上の利用と、さらにさらに+30,000PPも必要ですので・・。
簡単には達成できない条件です。
もう少し、チャレンジする気になる条件だと「ちょっと頑張ってみるか!」と思い、その分カードやサービスの利用者も増えると思うんですが・・。
この条件だとそもそもチャレンジする気にもなれませんからね?
初めから諦める金額設定なので、どこまでANAサービスの利用拡大につながるのか、その効果は本当に疑問ですね・・。
ただまあ、このハードルの高さの結果?、SFC(スーパーフライヤーズカード)への影響が全くなかったのが、今のところ唯一の朗報ですが・・。
JALさんのJGC加入条件が変更されたばかりですので、SFC加入条件の変更については、まだ予断を許さないと思います。
ライフソリューションサービスの利用が多い方の獲得条件の詳細は、こちらのANA公式HPからご覧ください。
年間50万マイルを貯める。陸マイラーのはじめ方はこちらから
私は普段の生活にちょっとの工夫をするだけで、年間50万ANAマイルを貯めています。え・・そんなにマイル貯まるの?と興味が湧いた方は、ぜひこちらも併せてご覧ください。
当ブログにアップされている、年間50万ANAマイル貯めて特典航空券を発券する方法、マイルの価値、そしてマイルの使い方は、以下にまとめています。順に読んで行くだけで、陸でマイルを貯める方法が誰でも簡単に理解できます。