SFC修行というと、現地滞在数十分で沖縄往復!など、まさに「The 修行」のイメージがありますが・・。
個人的には、SFC修行とはいえ折角フライトするならより楽に、しかもいろんな旅行地を巡って楽しく修行したいんですよね(笑)。
どうせ飛行機に乗るなら沖縄往復×9往復!全部日帰り!とかより、北海道とかいろんなところに旅してみたい!という修行僧らしからぬ私のような邪な願望を持っている方も・・そしてガチの修行僧の方(笑)も・・。
いずれの方にも利用価値があるのが、この記事でご紹介するANAバリュートランジット運賃を上手に利用することです。
ANAバリュートランジットとは?そして、SFC修行僧が絶対に知っておくべきメリットとは?について解説します。
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目次
ANAバリュートランジットのメリット
では、ANAの割引運賃、「ANAバリュートランジット」のSFC修行僧的なメリットとは?ってことから簡単に解説していきましょう。
そして、このメリットは・・超絶分かりやすいです。
ANAバリュートランジット運賃には、いわゆる通常割引運賃である「ANAスーパーバリュー」ではもらえない、搭乗するだけでもらえるプレミアムポイント(PP)、通称「搭乗PP」が、なんと1搭乗当たり200PPも貰えるんです!!
ババーン。こちらですね。
ご承知のとおり、SFC修行はいかに効率よく50,000PPを貯めるか?というある種のゲーム(笑)ですので、このメリットは超絶分かりやすいですよね。
繰り返しですが、この搭乗PPはANAスーパーバリュー運賃で通常席に搭乗する場合はもらえません。乗継限定の割引運賃であるANAバリュートランジット搭乗時でしかもらえないんです。
ちなみに、フライトごとの獲得PPは以下の計算式で求められます。
- 区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率×路線倍率+搭乗PP
この計算式は読んで字の如くなんですが、意外にデカいのが、最後の赤字、「搭乗PP」なんですよね。
具体例でそのデカさを検証してみましょう。
例えば東京(羽田)-小松間をANAスーパーバリュー運賃でフライトした場合のPPですが・・。
区間基本マイレージは近距離ですので158マイル×0.75(運賃倍率)×2(国内は2倍統一)=316PPしかもらえないんです。
いいですか?実際のフライトをしても316PPしかもらえないんですよ?
にもかかわらず、フライトするだけで搭乗PPが200PPももらえるというのは、正直凄いメリットってことは・・お分かりいただけたのではないかと思います。
繰り返しですが、SFC修行は50,000PPを貯めることが目的です。
つまり、その50,000PPをいかにお得に貯めるか?つまりPP単価こそが正義ってのがSFC修行なんです。
このため、例えば同じ運賃で200PPが追加でもらえるなら、このバリュートランジットに圧倒的な価値があります。
特に、一回で獲得できるPPがあまり多くない国内線中心のSFC修行では、これ結構大きいんです。
例えば9往復搭乗した場合・・ANAスーパーバリューに比べ、200PP×18搭乗=3,600PPが追加で獲得できる計算です。
この3,600PP、羽田ー石垣島にプレミアムクラスで搭乗した場合の片道で獲得できるPPと同じですからね??当然ながらこの200PPはいわゆる修行の効率を示すPP単価にもかなり影響するので、使い方は是非頭に入れておくべきです。
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バリュートランジットとは?
ここまで、ANAバリュートランジット運賃がPP的に超絶お得なことをご紹介しました。
では、ANAバリュートランジット運賃とはいったい何?ってことも、簡単にご紹介します。
- 国内線2区間以上の乗り継ぎ限定の運賃
- 搭乗2ヵ月前の1日0:00から発売開始~搭乗当日まで予約可能
- 予約日毎にバリュートランジット28、バリュートランジット7、無印の3種あり
- 航空券の名義および予約の変更は不可
ANAバリュートランジット運賃の概要がこちらですね。
まず、「トランジット」の名前のとおり、国内線2区間以上の乗り継ぎを行う場合限定の運賃になります。目的地との単純往復の場合、このバリュートランジット運賃の航空券は購入できません。
が、間に乗り継ぎを含めば購入が可能です。
例えば、羽田―石垣便の直行便では購入できませんが、羽田ー那覇ー石垣の乗継便にすれば、バリュートランジット運賃での購入が可能です。
次に、発売は搭乗2か月前の1日0:00から、となっています。
例えば5月25日に乗りたい!って場合は、搭乗2か月前である3月の1日、つまり3月1日の0:00以降発売が開始されます。
また、チケットは安い順にバリュートランジット28、バリュートランジット7、バリュートランジット(無印)の3種類があります。バリュートランジット運賃を狙うなら、できる限りバリュートランジット28の購入を狙って行きたいところですね。
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実際のお得度は?
では、実際のSFC修行的お得度も検証していきましょう。
例えば、上記はとある時期の東京(羽田)-石垣島の通常席のスーパーバリュー運賃ですね。6:20分発の便の場合、23,590円です。
ちなみに、通常席のフライトでの獲得PPは1,836PPなので、PP単価は12.84。
まあまあ、そこそこって感じのPP単価です。
一方、バリュートランジット28での購入の場合、同時間帯である6:10羽田発、那覇経由石垣着便に乗れば、金額は若干安い20,830円。
そして、ここがデカいのですが、もらえるPPは搭乗ポイント400PPが加算されるので、2,236PPがもらえるんです。(羽田-那覇、那覇-石垣でそれぞれ200PPずつ加算)
これにより、PP単価は、一気に・・いや格段に向上し、9.31円まで向上します。いやこれやべえやろ・・ってくらい、超絶PP単価の向上が見込めるんですよね。
確かに、乗り継ぎする分だけ時間が掛かるのは難点ですが、これは絶対に覚えておいた方が良い割引運賃&PP割増の制度です。
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直行便の少ない北海道路線が狙い目!
そして、このANAバリュートランジット運賃の・・真の狙い目は、例えば上記稚内のような、そもそも直行便の少ない北海道各地の空港なんですよね。
例えば、こちらがある日の名古屋ー稚内のフライト料金。
当然ながら直行便は無いので、札幌での乗り換えが必要となり、片道23,580円掛かります。この区間でのスーパーバリュー運賃での獲得PPは1,162PPですので、PP単価は20.92円・・。
うーん、ちょっとこれではSFC修行フライトとしてはなかなか手がでません・・。
一方、バリュートランジット28で購入すると、全く同じフライトで約6,200円近く安い、17,180円で購入可能なんです。
さらに・・お忘れではないですよね?そう、ANAバリュートランジット運賃には、ANAスーパーバリュー運賃にはない搭乗ポイント400PPボーナスがついてくるので・・このフライトで獲得できるのは1,562PPになります。
つまり、PP単価は20円台から一気に改善し、なんとPP単価10.99まで改善するんです。
これなら、石垣や那覇方面へのプレミアムクラスでの往復と遜色ないPP単価ですからね。沖縄方面往復!という味気ない(笑)SFC修行に、一服の清涼剤というか、かなり旅行の幅を広げてくれる選択肢。
それが、ANAバリュートランジット運賃でのSFC修行だと思います。
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まとめ
以上、SFC修行僧必見!の、ANAバリュートランジット運賃でのSFC修行のメリットについてご紹介しました。
正直、搭乗PPが無条件で200PP‥乗り継ぎなので最低でも400PPもらえるのは超デカい・・というか、下手すると搭乗ポイントだけで近距離の国内線フライト片道分に匹敵するPPがもらえるので、是非積極的に狙って行きたい運賃です。
もちろん、必ずこのバリュートランジット運賃の方がPP単価的に有利!ってわけではないことには注意が必要ですが、覚えておいて損はないと思います。
そして・・最後にもご紹介した通り、個人的な最も大きなメリットは、SFC修行の旅行先の選択肢が広がることですかね。
私は2021年にSFC取得を目指していますが、必要な費用は全て貯めたANAマイル&ANAスカイコインで賄う予定にしており、空港までの移動経費や食費などを除き、フライト代金は全て無料でのSFC取得を目指す予定です。
そもそもSFC修行なんていうのは取得に50万円超はかかるという・・見る人が見れば結局お金持ちの道楽?なわけですが、わたしは陸マイラー活動という知恵と行動力で貯めたマイル&スカイコインで、その貧富の壁を下剋上的に突破したいと思っています(笑)。
そして・・どうせ50,000PPも獲得するほど飛行機に乗るなら、それは十分楽しみたいですよね!
純粋にPP単価だけを追い求めれば沖縄方面の単純往復一択になるのですが、それでは面白みがありませんからね。
どうせ無料のSFC修行!なら、最大限楽しみたい!
このバリュートランジット運賃なども駆使して、折角ならいろんなところに行ってみたいなぁ・・と、今のところ妄想しています(笑)。
SFC修行については、以下の関連記事に詳しく解説していますので、是非下記記事もご覧ください。
年間50万マイルを貯める。陸マイラーのはじめ方はこちらから
私は普段の生活にちょっとの工夫をするだけで、年間50万ANAマイルを貯めています。え・・そんなにマイル貯まるの?と興味が湧いた方は、ぜひこちらも併せてご覧ください。
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