2022年10月・・日本経済新聞に興味深い記事が掲載されました。
福岡を拠点とする、イメージカラー「黒」でお馴染みのスターフライヤーさんが、なんと航空業界では「鬼門」であるサブスクリプション(定額乗り放題)を検討中!ってニュースなんですよね。
ただ、そのビジネスモデルがなかなか面白いんです。
これまでの旅行好きを対象とした「定額でどこでも行き放題!乗り放題!」ってサービスではなく、なんと首都圏から本拠地福岡県への移住者を意識した・・。
移住者向けのサブスクサービスモデルなんです(笑)。
リニア中央新幹線が完成したら、大阪/名古屋から首都圏への通勤も可能なんじゃね??ってことはリニア着工時に話題になりましたが・・。
まさかの、リニア中央新幹線区間をすっ飛ばした、福岡から首都圏への通勤の、飛行機バージョンです(笑)。
なかなか面白い、スターフライヤーさんのサブスクサービスモデルについて簡単に解説します。
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スターフライヤーのサブスクモデル
福岡県内の住宅の家賃と、東京―福岡間の航空券をセットにしたサブスク。飛行機は原則乗り放題に。スターフライヤーがリモートワークの多い首都圏の会社員に、福岡への移住を促します。https://t.co/EorolmkstJ
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) October 11, 2022
今回のスターフライヤーさんのサブスクサービス構想ですが・・。
実は、スターフライヤーさんの公式プレスではなく、上記日経新聞さんの取材記事で初めて紹介されたものです。
- 福岡県内の住宅の家賃と、東京―北九州間の航空券をセットにしたサブスク。
- 飛行機は原則乗り放題に。
- スターフライヤーがリモートワークの多い首都圏の会社員に、福岡への移住を促します。
上記のとおり・・。
なんと福岡県内の住宅の家賃と、東京ー北九州間の航空券をセットにしたサブスクなんですよね(笑)。
つまり、コンセプトとしては、リモートワークが多い首都圏の会社員さんに、福岡(北九州)への移住を促すというものなんです(笑)。
旅好きの方に定額乗り放題チケットを販売する!ってのは、ガチで乗りまくられて採算的に厳しいことが多いのも事実ですので・・。
かなり特殊なカスタマー(笑)である旅好きをターゲットにするのではなく、移住者をターゲットにするってのは・・これはかなり斬新なアイデアだと思います。
乗り放題と言っても、乗り放題なのはあくまで東京ー北九州間だけなので、もうどこでもいいから飛行機に乗りたい乗りたい乗りたいっていうガチの飛行機フェチの方以外には、そこまで乗ろうということにもならないでしょうし・・。
普段はリモートワーク中心だけど、出社の必要がたまにある!って方には、サブスクでいつでも首都圏に無料で乗り放題で行ける!ってのは、かなりの安心感がありますからね。
これ、なかなか面白いアイデアだと思います。
スターフライヤーの横江友則会長が日本経済新聞の取材に応じ、
- 「マンションや一軒家の家賃と、北九州空港と羽田空港の往復航空券をセットにしたサブスクを23年春までに始める。早ければ22年内にサービス概要を発表したい」と語った。
スターフライヤーの横江会長のコメントによる・・開始時期のイメージがこちら。
なんと、2023年春までにサービスインを予定しており、早ければ2022年内にサービス概要を発表するとのこと。
これ・・かなり実現可能性が高そうですね(笑)。
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移住先は北九州?

ただこれよくご覧になっていただくとお分かりのとおり・・。
フライトの出発地が北九州空港限定っぽいんですよね(笑)。
スターフライヤーの本拠地(本社所在地)は北九州市ですのでまあそれはそうなるんでしょうが・・せめて博多(福岡市)にしてほしかった・・ってのは多くの方が思うかもしれません(笑)。
福岡国際空港はめちゃ市街地にありますからね。
ただ、北九州市って意外にデカくて、九州の玄関口に位置する人口93万人の政令指定都市ですし・・。

新幹線に乗れば博多駅まで15分というめちゃくちゃ便利な地域です。
自然豊かで・・関門海峡なら釣りもできますし、なかなか良いところですからね。
- 福岡空港と羽田空港を結ぶ航空券と家賃がセットのサブスクも有力とした。
- 福岡市は大企業の支社・支店が多く、単身赴任者向けの法人需要も見込めそうだ。
あ、福岡空港と羽田空港を結ぶ航空券と家賃セットのサブスクも検討中だそうです。
「福岡市は大企業の支店・支社も多いので、単身赴任者向けの需要も見込めそうだ」というのはその通りですが、後は金曜夕方や日曜夕方の予約の取りやすさ次第・・って感じですかね。
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サブスクの狙い

そして、このサブスクの狙いですが・・。
これが、めちゃくちゃわかりやすいんです(笑)。
例えば、こちらは「CHINTAI」様調べの東京都23区内での2LDKの家賃相場ですが・・軒並み20万円台後半とめちゃくちゃ高いですよね。

一方で、同じく北九州市の2LDKの家賃相場・・同じく「CHINTAI」様調べの相場ですが・・。
大体6万円程度と・・3分の1〜4分の1程度です(笑)。
当然、もう少し広い戸建ての賃貸とかでも、同じような家賃で借りることができます。
その家賃差は、約20万円くらいあるんです(笑)。
- 横江氏は新サービスの想定利用者を「東京の賃貸マンションに家族で住んでいる会社員」と説明。
- 月額料金は「東京23区の家族向けマンションの家賃と同水準にしたい」という。
- 家族で福岡の物件に移住してもらい、仕事などで必要なときはいつでも東京に飛べるようにする。
- 「東京とほぼ同じ家賃で、東京より広い福岡の家に暮らせる上に、飛行機に乗り放題となれば、利用者の満足度も高まる」と強調する。
そして、このスターフライヤーのサブスクサービス構想に対する横江会長のコメントがこちらですが・・。
狙いは、「東京の賃貸マンションに家族で住んでいる会社員」なんです(笑)。
確かに、東京より超絶格安のお家賃・・というか、信じられないくらいお家賃相場が違うので、東京より広いお部屋に住めて・・。
普段はリモートなんだけど、出社の必要があればサブスクで無料でフライトし放題!ってのは・・。
実は、かなり魅力的なんじゃね?って思いますね。
その他、九州や中国・四国地方出身者の方も、地元の近くに住める!しかも首都圏が毎日ではないにせよ、必要に応じて通勤圏内ってのは・・かなり魅力的なんじゃないかと思います。
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気になるお値段は?
- 利用者に対してはスターフライヤーの法人会員と同じように会員専用ページにアクセスすることで、航空券を予約できるようにする。
- 月額20万円台を想定しているとみられるが、横江氏は「社内には30万~40万円が望ましいとの意見もある」と述べ、詳細は今後詰めるとした。
- 「必要なときにいつでも飛行機に乗れなければサブスクの意味がない」とする半面、乗り放題の期間に年末年始などの繁忙期を含めるかは検討中とした。
そして、気になるサブスクのお値段ですが・・。
東京23区内と同じお家賃で、広い部屋に住め、さらに東京までフライトし放題!ということで、月額20万円台を想定している・・とのことです。
上記でご覧になっていただいたとおり、東京都区内の家賃とほぼ同じ金額設定ですので、これはマジわかりやすいです。
ただ、一方で、乗りまくる人たち(笑)のことを考慮し、30〜40万円台を検討しているとのコメントもあります。
月額20万円代とかなら、別にたまに出社する程度なら23区の家賃と変わらないので、ガチで魅力的ですよね(笑)。
一方、30〜40万円台ってことになると・・何か他のメリットがないと、なかなか厳しい価格設定になりそうです。
例えば、月4往復(8フライト)までは20万円台、それを超えると30万円台とか、そういう価格設定などだと嬉しいですね。
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まとめ

以上、かなり斜め上(笑)というか、面白いアイデアである・・。
スターフライヤーさんの、福岡(北九州)移住者向け家賃+飛行機サブスクリプションプランについて解説しました!!
確かに、特にモバイルワーク主体であるサラリーマンの方であれば、家賃の高い東京23区内に生活する意味はほとんどないので・・。
この機会に、北九州or福岡に移住して、必要ならサブスクでフライトで出社!ってのもありなのかもしれません。
個人的には、九州から首都圏へ通勤ってのは夢のまた夢!って感じだったので、これ結構夢のあるサービスだな・・と思います!!
サービスインされるのか?果たして採算性は?など気になる点は多いですが、注目したいと思います!!
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