【完全版】ANAマイルで国内線特典航空券を予約する6つの方法(裏技あり)

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ANAマイルの使い道といえば、なんといっても特典航空券ですよね。

何しろ貯めたANAマイルで国内外問わず自由に旅行できるんですから、航空券への交換こそがマイルを貯める最大の醍醐味と言って良いでしょう。

この記事でご紹介するのは、ANAマイルで、航空券のうち国内線(特典)航空券を可能な限りお得かつ確実に予約する方法です。

そしてまず、ここではっきり断言しておきます。

ANAマイルを利用すれば、国内線であればほぼ確実に予約することができます

ただし、単純にマイル=特典航空券の先入観から特典航空券限定で予約しようとすると、予約には苦戦してしまうと思います。

このため、まず国内線航空券に限ってはマイル=特典航空券の先入観をここで捨ててください

ANAお馴染みの半期に1度の特典航空券の予約争奪戦で残念ながら出遅れた・・って方も、諦める必要は全くないんです。

同じ所要ANAマイル・・もしくはそれ以下の所要マイルで狙った国内線の航空券を取れればよいんです。

特典航空券でなければならない理由はありません

この記事では、上記を前提に、ANAマイルで国内線特典航空券を発券するルールと、確実・格安に予約するための6つの方法をご紹介します。

もちろん、オーソドックスな予約方法から裏技まで含め、完全版でお伝えしたいと思います。

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ANA国内線特典航空券の予約ルール

まず、この記事で解説するすべての基本になる事項

ANA国内線特典航空券の発券ルールを再確認しておきましょう。

上記の右側「変更後」の部分が、2018年7月以降のANA国内線特典航空券の発券ルールです。では、簡単に解説していきます。

①予約開始日 運航ダイヤ期間ごとの一斉予約

まず、特典航空券の予約開始日からですね。上記のとおり、運行ダイヤの発表の期間ごとに、半年ずつ年2回の一斉予約になります。

イメージは、下記のとおりになりますね。

発売開始時期 発売期間
当年1月下旬 当年3月末~当年10月末
当年8月下旬 当年10月末~翌年3月末

それぞれ年2回、1月下旬と8月下旬に、向こう半年先の特典航空券が一斉予約開始となります。

例えば、今が6月なら、既に10月末までの特典航空券は予約受付中!ということになりますね。

②予約変更期限 搭乗前日まで

ANA国内線特典航空券の予約変更は、搭乗前日まで可能です。

これ、2018年7月以前は予約変更可能なのが搭乗4日前までだったので、かなり使い勝手が良くなりました。

が・・一方で、以前はこの「4日前までルール」のお陰で特典航空券の空席は結構直前にポロポロと出ていたのですが、最近は直前の空席が、かなり出発ギリギリにならないと見つけられなくなったんですよね。

この辺は「痛しかゆし」といったところでしょうか。

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③特典航空券の有効期間は1年間

次にご紹介するのが特典航空券の有効期間です。そして、ANA国内線特典航空券の有効期間は1年間なんですよね。

この有効期限、2018年7月以前はなんと90日しかなかったんです。これは非常に利用しやすくなりました。

この有効期限内であれば、予約変更もしくはキャンセル(別途手数料が掛かります)が可能です。

なお、予約変更に際しては区間の変更(同区間の往復逆も含む)はできませんが、日程の変更なら、前日までに申し込めば1年間以内であれば可能なんです。

上記②の「前日まで予約変更可能」とあいまって、国内線特典航空券日程に限りかなりフレキシブルに変更できます。

④特典航空券には「発券枠」あり

そして、特典航空券のルールのうち、これが最も重要なポイントです。

特典航空券には1機当たりの「発券枠」が決まっています

この発券枠以上の特典航空券の予約が既に行われている場合、仮に有償航空券に空席があっても、特典航空券の予約はできません

この特典航空券の予約(発券)枠は、国際線特典航空券の予約枠(1機あたり2~4席)ほどシビアではありませんが、それでもそれほど多いわけではありません。

体感的には1機あたり10席あるか?どうかって感じですかね。このため、例えば人気観光地に向かう金曜日の夜遅くの便など、路線と時間帯によっては特典航空券は激戦になります。

また、中にはそもそも直前まで特典航空券の発券枠がない(直前開放)って路線もあるんです。

つまり、この「枠」の都合上、特典航空券はかなり取りにくい航空券なんです。

国内線特典航空券の発券ルール
  1. 予約方法:運航ダイヤ(約半年)毎、年2回の一斉予約
  2. 予約変更:出発前日まで可能
  3. 有効期限:発券から1年間
  4. 注意点:特典航空券には1機あたりの「発券枠」あり

以上、特典航空券の発券ルールを簡単にまとめました。

最も重要なのは、一番下④です。特典航空券には、1機あたりの発券枠が決まっています。

一方、この発券枠が埋まっても、有償航空券(マイルではなく現金やスカイコインで購入する航空券)には空席が残っていることがほとんどです。

特典航空券にこだわると、この発券枠内での勝負となってしまいますが、ANAマイルで有償航空券を購入すれば、この発券枠の呪縛から解放されるんです。

ここから詳しくご紹介しますが、マイルを使う=特典航空券の先入観を捨て去ることで、マイルを使った国内線航空券の予約確率は格段に跳ね上がります

注意:「一括予約サービス」は終了

なお、過去にANA国内線特典航空券を確実に予約する代表的な「裏技」であった「一括ご予約サービス」ってサービスがあるんですが・・。

この一括予約サービスは、既に終了しています。

その方法は、この「一括ご予約サービス」を利用して、「国内線特典航空券の予約開始日時である搭乗2か月前の往路予約時に、14日先までの復路を同時に予約する」・・・って方法だったんですが、このサービスは前述のとおりもう存在しません。

このため、上記の「一括予約サービス」を裏ワザ的に活用する方法は既に利用できなくなっています。

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ANAマイルでの国内線航空券の予約方法

ここまで、基本的なルールはよろしかったでしょうか。

ここから、ANAマイルで国内線(特典)航空券を予約する6つの方法を解説します。

特に強調したいのは、特典をわざわざ()表記した意味ですね。

とにかく、マイルで国内線を予約したい方は特典航空券の先入観を捨ててください

もちろん、特典航空券で予約できればそれに越したことはありませんが、特典航空券でなくても同じくらいもしくはそれ以下の所要マイルで、有償航空券が取れるならその方が絶対に簡単です。

それぞれ、「コツ」や「知っておいた方が良いメソッド」等をちりばめながら、ご紹介していきます。

また、最後6番目にご紹介する予約する方法が俗に言われる「裏技」になります。

特典航空券を予約する6つの方法
  1. 特典航空券を検索予約する
  2. 半年前の一斉発売日の9:30に予約する
  3. 直前のキャンセル空席を狙う
  4. ANAマイルで有償航空券を購入する
  5. ANAダイナミックパッケージを利用する
  6. スターアライアンス特典航空券を利用する裏技

①~③の黒字予約方法が、オーソドックスな特典航空券での予約方法です。

そして、④~⑤の赤字の方法。これが超重要になります。

特典航空券では逃れることができない「発券枠」の呪縛から解放され、ANAマイルを使った国内線航空券の発券がかなり自由自在に行えるようになるので、是非この方法を覚えておいてください。

そして、最後の⑥が「裏技」です。これも多分「目から鱗」だと思います。

是非、最後までご覧ください。

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①特典航空券を検索予約する

まずご紹介するのが、当然かつオーソドックスな方法ですが、ANAの公式HPの特典航空券発券画面から空席を探す方法です。

冒頭ご紹介のとおり、ANA国内線特典航空券は約半年前からの一斉発売です。

この予約可能期間が広がったせいか、ゴールデンウィークや夏休み、年末年始期間など繁忙期以外なら実は意外に空席は見つかったりします

ただ、ご紹介の通り特典航空券には「発券枠」があるため、狙っていた絶好の時間帯の便は予約できないことも多いとは思いますけどね。

まずは納得できる時間帯、日時の便に空席がないか、公式HPから空席を探してみましょう

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②特典航空券一斉発売日に予約する

お次の予約方法がこちらですね。

国内線特典航空券発売日に、一斉予約「よーいドン」で誰よりも早く特典航空券を予約してしまう方法です。

国内線特典航空券の予約開始日は、冒頭ご説明した通りですが以下のとおりです。

発売開始時期 発売期間
当年1月下旬 当年3月末~当年10月末
当年8月下旬 当年10月末~翌年3月末

「下旬」の目安ですが、大体20日~31日の間ですね。

ANAのホームページに、大体2か月くらい前に発売開始日がアップされるので、見逃さないようにしましょう。

特典航空券の予約ルール
  • 一斉予約開始日以降ANAの会員ステータスに応じて予約開始
  • 特典航空券は片道から予約可能。往路・復路別々での予約可

そして、実際の発売開始の時間がこちら。

一斉予約開始日以降に・・ANAの会員ステータスに応じて予約開始になります。

具体的には、上記のとおりまずはANAダイヤモンドサービスメンバーから予約が開始となり・・。

その後、ダイヤ以外のプレミアムメンバー(SFC会員含む)ANAカード会員の順に予約が開放され・・。

最後に・・ANA平会員への特典予約が解放されます。

ということで、少なくともANAカードを所有していないと販売時期的に話にならないんですよね(笑)。

一斉発売日に特典航空券を予約したい!って方は、少なくともANAカードは所有しておきましょう。

また、もう一つ大きいのは、国際線のような「申込みができるのは旅程全区間の申し込み開始後」「往復の予約が必要(=片道のみでの予約不可)」といった縛りがなく、国内線は片道ずつ申し込むことができること。

国際線は355日前に発売開始、そして往復一括予約が絶対に必要なので、復路の発売日まで往路の予約ができないんですが、国内線はそんな心配はなく、往復一括予約が可能です。

ANA国内線特典航空券の予約開始日が355日前に変更!発券チャンスを逃すな!【除外日なし】

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往復一括で予約可能だが、事前準備を怠りなく

このように、ANA特典航空券は半年間一斉発売であるがゆえに、国際線と違い往復一括での予約もできてしまいます

事前にしっかりダイヤを調べておいて、迅速に予約手続きを行っていけば、Web予約でも十分往復予約は取れると思います。

ただし、途中で「あ、間違えた」とかの理由で初めからやり直し・・なんてことをしていると、超人気路線の場合予約がいっぱいになる可能性も高いです。

このため、絶対に必要となるのが「事前準備」と「練習」です。

例えばクレジットカード情報などの予約の基本となる情報は「予約基本情報の登録」で事前に登録できます。

事前に登録しておけば、搭乗者名やカード番号、カード名義は自動表示されます。つまり、これら情報の入力の時間が短縮できるってことです。

残り入力が必要なのはクレジットカードの有効期限とセキュリティコードだけですが、これはもう暗記しておいてください。

ここで悠長にカードの券面を確認したり、事前登録と違うクレジットカードの番号を1から調べて入力する時間はありません。とにかく誰よりも速く発券ボタンを押す!そのための最短ルートをシンプルに通過する!

その準備と練習を怠らないようにしてください。

激戦路線の特典航空券の予約は「競争」です。競争に事前準備も練習もせずに勝てるわけがないんです。

どうしても狙った路線の特典航空券が取りたいなら、練習と準備あるのみです。何度も事前に訓練・シミュレートしておくこととおすすめします。

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③直前のキャンセル空席を狙う

次にご紹介する方法がこちらです。直前キャンセルでの特典航空券の空席を狙う方法ですね。

ただ・・この方法はANAの国内線特典航空券のルール変更前(=キャンセルは4日前まで)はかなり有望な方法だったんですが、ルール変更移行、あまり期待できない方法になってしまいました。

予約変更期限 有効期限
変更前 搭乗4日前まで 発行日翌日から90日間
変更後 搭乗前日まで 発行日翌日から1年間

その理由は、冒頭に説明した上記のとおり、予約変更が搭乗前日まで可能になり、さらに有効期間が発行日翌日から1年間に伸びたことです。

特に予約変更期限が前日まで可能になったことは大きいですね。

搭乗日4日前までって、時間があるようで実は無いんです。

このため、1週間前くらいになると結構な割合で空席を見つけることができたんですが、変更後はあまりキャンセル空席を見つけることはできなくなりました。

また、この方法はリゾート路線や大型休日前などにはキャンセル待ちはほとんど出ないことにも注意です。

前日まで予約変更可能になったことにより、検討期間が直前まで伸びたこともあるのか、あまり直前キャンセルには期待ができなくなりました。

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④ANAマイルで有償航空券を購入する

ここまで、ANAマイルで国内線航空券を予約する「正攻法」、特典航空券の予約方法をご紹介しました。

この方法で予約ができるなら、もちろん予約しちゃってください。

ただ、実際には特典航空券の枠が埋まっていて予約ができないことも多いと思います。

その場合、そして実は特典航空券よりもお得かもしれないので、絶対に比較対象に加えておく方法。というか、特典航空券の予約競争に負けた方(笑)にも絶対に検証してみていただきたい方法。

それが、ここからご紹介する④マイルをANAスカイコインに交換し、有償航空券を購入する方法です。

この方法を覚えておくことで、特典航空券の呪縛から解放され、価格(所要マイル)面でも、またスケジュール面でも予約方法の奥行が増し国内線であればかなりフレキシブルに予約できるようになります。

これ、本当に大事な予約方法ですので、早速解説を深めていきます。

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ANAマイルをANAスカイコインに交換し、有償航空券を購入する

では、早速「ANAスカイコイン」を使った予約方法を解説していきます。

ANAスカイコインは、1ANAマイルあたり最大1,7スカイコイン(=1.7円)のレートで交換することができる、ANAホームページ上で10円=10コインの単位で利用できる電子マネーです。

このANAスカイコインへの、ANAの会員ステータスごとの交換倍率は上記のとおりです。

ANAゴールドカードホルダーの場合、上記赤枠内のとおり最大1.6倍、一般のANAマイレージクラブ(AMC)メンバーの場合、最大1.2倍の倍率で、ANAマイルをスカイコインに交換することができます。

そして、このスカイコインで有償航空券を購入することができるんですよね。

例えば、東京からの目的地別の特典航空券発券に必要な所要マイル数、そして、ANAゴールドカードホルダーがその所要マイルをスカイコインに交換した際の換算コイン数が下記のとおりです。

飛行マイル 所要マイル数 スカイコイン換算 主な目的地
0~300 12,000 19,200 大阪
301~800 15,000 24,000 北海道・九州
801~1,000 18,000 28,800 沖縄
1,001~2,000 20,000 32,000 石垣

例えば上記の赤字、東京~沖縄間の運賃で、ANAマイルで特典航空券を発券した場合と、マイルをスカイコインに交換して有償航空券を購入した場合を比較してみましょう。

特典航空券を発券するためには、往復で18,000マイルが必要です。家族4人の場合72,000ANAマイルが必要という計算になります。

一方、この所要マイル18,000ANAマイルは、ANAゴールドカードホルダーの場合、28,800ANAスカイコイン(×1.6倍)に交換ができます。

家族4人の場合、なんと115,200円分(28,800×4)のANAスカイコインに交換できるんです。

そして、これがとある週末の東京ー沖縄路線の往復の価格です。

往復区間合計で1名あたり27,080円で予約可能です。親子4人の場合・・なんと108,320円(27,080円×4)で予約できるんです。

これ、言っている意味お分かりですかね??

特典航空券とスカイコインの比較
  • 親子4人の沖縄往復の特典航空券所要マイル:72,000ANAマイル
  • 72,000ANAマイルをスカイコインに交換:115,200円分のスカイコイン
  • 親子4人の沖縄往復の有償航空券:108,320円
  • 特典航空券で予約しなくても、ANAマイル→スカイコイン交換の方が所要マイルが少ない

親子4人で沖縄往復の特典航空券発券に必要な72,000ANAマイルをANAスカイコインに交換すると・・115,200円分のスカイコインに交換できます。(ANAゴールドカード所有者の場合)

そして、親子4人の沖縄往復の有償航空券は108,320円ってことは・・なんと計算上特典航空券を発券するよりANAマイル→スカイコイン交換の方が所要マイルが少ないんです。

さらに、ここが最大のポイントなんですが、ANAスカイコインは有償航空券を予約できるので、特典航空券の最大のウィークポイントといって良い、特典航空券の「発券枠」の呪縛から逃れられるんです。

つまり、このANAスカイコインとの比較を行うことで、特典航空券を利用するよりも所要マイルを少なくすることができるとともに、特典航空券の「発券枠」が埋まっていた場合でも、有償航空券を発券することができるんです。

旅程や乗り継ぎによっては、特典航空券では予約できなかったフライトをスカイコインで有償航空券予約できた方が、このフライトの差額以上にオトクだったりします。

この国内線のフライトをANAスカイコインで予約する場合、このANAスカイコインとの比較を必ず習慣化するようにしてください。

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参考:ANA国際線特典航空券との比較

そして、もう一つ忘れてはならないのは、ANAマイルは国際線特典航空券にも利用ができる、ということです。

国内線の有償航空券の場合、往復の価格は高くても1人あたり最大4~5万円でしょう。

これを特典航空券として発券した場合、レギュラーシーズンの往復15,000マイルが必要な区間と仮定して、1マイルの価値は最大限高く見積もっても2.6~3.3円にしかなりません。

実際は高くても1.3~1.8円程度だと思います。

一方、ANAマイルは国際線特典航空券、特にビジネスクラス以上の特典航空券に交換した場合、1マイルあたり5円以上、場合によっては10円以上の価値で使えることもあるんです。

本当に国内線に使うべきか?国際線で使う予定はないか?この視点も忘れてはいけませんね。

【完全版】ANAマイルで国際線特典航空券を予約する7つの方法。もう取れないとは言わせない!

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国内線特典航空券予約時は、それが最得の方法かを確認すべき

マイルで国内線航空券を予約する際のチェックポイント
  1. 特典航空券とANAスカイコインを比べた損得
  2. マイルを国際線ビジネスクラス以上の特典航空券発券した場合と比べた損得

ここまで説明したポイントをまとめたものが、上記のとおりです。

ANAマイルで国内線特典航空券を発券する場合は、この損得の視点を必ず忘れないようにしてください。

ちなみに私はLCCが飛んでいる路線で、ANAマイルの価値が2円を下回るような場合、ANAマイルを使った特典航空券の発券はあまり積極的には行っていません。

思い出してください。TOKYUルートでANAマイルを交換する場合、1円=0.75ANAマイルの価値でANAマイルに交換しています。

つまり、1マイル=1.33円以上で利用しないと損するってことなんです。

ANAマイルは、ファーストクラスに搭乗すれば場合によっては1ANAマイル=15円以上でも利用できる、超絶珍しい価値が可変のポイントです。

その価値を十分理解し、最大限お得な方法でマイルを利用してください。

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ANAスカイコインでの国内線予約方法

ANAスカイコインを利用した国内線予約方法は、これまた滅茶苦茶簡単です。

その最大の特徴は、繰り返しですが有償航空券の購入ですので特典航空券の発券「枠」に縛られないことです。

特典航空券に必要なマイル数と比較して、同程度もしくはちょっと所要マイルが多い程度であれば、スカイコインを選択する選択肢は全然「あり」だと思います。

予約方法は滅茶苦茶簡単です。

まず、上記の通り予約したい国内線有償航空券を選択し、そのまま予約してしまいましょう。運賃はバリューだろうが何だろうがOKです。(ただし、ビジネスきっぷと「いっしょにマイル割」はスカイコインでの支払い不可

その後、このように支払画面でスカイコインを「利用する」を選択するだけです。

なお、上記のように一部をANAスカイコインで支払い、残額をクレジットカードで支払うことも可能です。

この支払金額を確認してからマイルをスカイコインに交換することも可能なので、ANAマイル→スカイコインへの交換はそれほど焦る必要はありません

スカイコインを微妙な数余らせてしまうと次使うのが難しいので、ちょっと足りないくらいのマイルをスカイコインに交換して、ちょっとだけ足りない分を現金(カード)で支払う、というのが賢い予約方法です。

また、スカイコインは50,000マイル以上交換しないと最大の交換率とならないことにも注意が必要です。

ANAスカイコインの使い道と貯め方を解説!ホテル宿泊だけにも使える国内線最強決済方法!

2022年2月2日

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⑤ANAダイナミックパッケージを利用する

次の予約方法がこちらですね。

ほとんどANAスカイコインを利用して予約する方法と同じ、「派生形」と言っても良い方法。それがダイナミックパッケージを利用して予約する方法です。

そして、このダイナミックパッケージの支払いにも当然ながらANAスカイコインが利用できるので、要はスカイコインで有償航空券を購入するか、もしくは有償航空券+宿泊がセットになった「ダイナミックパッケージ」を購入するか、の違いということになります。

有償航空券とダイナミックパッケージの違い
  • 有償航空券「バリュー」系運賃に比べ、キャンセル料が格段に安い
  • 行き先、旅程によっては有償航空券より安いことがある
  • ホテル代金に加え、夕朝食代金やレンタカーまで全て支払える

そして、有償航空券購入とダイナミックパッケージの違いが上記の通りです。

最大の違いは、いわゆる早期購入割引航空券「Value」系の運賃に比べると、このダイナミックパッケージの方がキャンセル料が格段に安いということです。

キャンセル時期 スーパーバリュー ダイナミックP
~55日前 無料※ 500円
54~45日前 9,000円(30%) 4,000円
44~28日前 12,000円(40%)
27~21日前 15,000円(50%)
20~14日前 6,000円(20%)
13日~8日前 18,000円(60%)
7日~2日前 9,000円(30%)
前日 12,000円(40%)
当日(出発まで) 15,000円(50%)

これ、例えば30,000円の航空券をそれぞれANA「Super Value」運賃と、ダイナミックパッケージで予約した場合のキャンセル料の比較です。

明らかにダイナミックパッケージの方が安いですよね。

また、ANAの有償航空券は例えばポイントサイトで紹介されたりしないのですが、このダイナミックパッケージはポイントサイト案件でたまに出てくることもあります。

スカイコインで有償航空券をそのまま買うか、それともダイナミックパッケージで予約するか。

価格が有償航空券より安いこともありますし、キャンセル料は上記の通り格段に違うので、是非この予約方法も覚えておいてください。

あ、あとはこのダイミックパッケージはホテル代も夕朝食代もレンタカーも全てスカイコインで支払えるので、マイルを貯めていればほとんど無料で旅行することも可能ですからね。

ANA陸マイラー的国内旅行に無料で行く方法!ANAダイナミックパッケージなら全額マイルで支払える!

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⑥スターアライアンス特典航空券を利用する

さて、ここまでANAマイルで国内線航空券を確実かつ最得で予約する5つの方法をご紹介してきました。

ここまで5つの方法は、いわゆる「正攻法」の方法ですね。

そして、最後にご紹介する方法が「裏技」になります。本来、特典航空券は一斉予約開始日以降の予約可能期間である約半年間先までしか予約できません。

しかし国際線特典航空券(スターアライアンス特典航空券)の国内線区間として予約することで、半年以上先までの国内線特典航空券を予約できてしまうんです。

早速、最後の方法をご紹介していきます。

スターアライアンス国際線特典航空券の国内線路線として予約する

最後の裏技がこちらですね。

スターアライアンス国際線特典航空券の国内線路線として予約する方法です。

国内線を国際線の付属フライトで予約するって、すぐにイメージが湧かないと思いますので、事例でご紹介します。具体的には、上記のような方法です。

まず、本来の旅程である国内線・・上記の場合では東京ー福岡間ですが、この旅程を国際線の国内線区間として特典航空券で発券するんです。

まずは、上記のとおり福岡での滞在時間(途中降機)の日数を、必要日数分確保しましょう。上記のケースでは7月9日~16日の滞在ですね。

この24時間以上途中降機は、スターアライアンス特典航空券に限り、目的地以外に1回限り行えます

なお、ANA便だけの利用の場合、つまりスターアライアンス特典航空券を利用しない場合でかつ日本発の場合、日本国内での途中降機(24時間以上の滞在)はできません。

このため、必ずスターアライアンス特典航空券での発券が必要になります。

そして、本拠地に戻る日である7月16日は、スターアライアンス特典航空券のためソウル経由で東京に帰る

国際線特典航空券の発券可能時期は約1年前から(航空会社によって異なる)なので、実質、半年より前から国内線の予約が可能になる、ということです。

例えば、こんな予約も可能です。

この旅程はどちらかというと海外旅行に片道の国内旅程を「くっつけた」イメージですね。

この「裏技」を利用すれば、本来の国内線特典航空券の予約期間である半年以上先から、国内線の特典航空券を予約することができます。

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スターアライアンス特典航空券のためできればソウル経由で

なお、この裏技を利用する場合、スターアライアンス特典航空券とする必要があります。

所要マイル数が最も少ないのはアシアナ航空のソウル便ですので、できればソウル経由にしてください。

上記のとおり、ソウルの場合国際線特典航空券の所要マイルが往復15,000マイルと、なんと国内路線と同じなんですよね。

このため、施設利用料等の若干の現金の手出しは必要になりますが、国内線と同じ所要マイル数でさらに国際線フライトまでつけることができます

もちろん、手出しのマイルはもう少し多くても、折角なら外国に行きたい!という方は、香港や台湾経由でも同じことは可能です。ただし、マイルはもう少し必要になります。

裏技のメリット
  1. 国内線特典航空券の予約開始期間前に予約できる
  2. 国内線と同じマイル数で、海外旅行が楽しめる

この裏技のメリットがこちらです。

なんといっても①が大きいです。何しろ「国内線特典航空券の予約は半年前から」という先入観を完全に打ち崩し、半年前以前でも国内線の予約が可能です。

このため、比較的競争率は低くなります。ある程度は予約が取りやすくなりますね。

ただ、この予約方法が完全な穴場かというとそういうことはなく、実は国際線特典航空券を取りたい人たちとは完全にバッティングします。

そして、国際線特典航空券の国内線区間の発券枠と、純粋な国内線特典航空券の発券枠は多分違うのではないと思われること、そして、半年先の特典航空券を開放していない路線も多く、かなり出足を良くしても実は予約ができなかったりするので注意が必要です。

特にGWや夏休み期間などは、この方法で格段に予約しやすい・・ってことはありませんね。

このため、大きなメリットはやはり国内線と同じマイル数で海外旅行(ソウル旅行)が楽しめることでしょうか。

ソウルの滞在時間は実はこれまた長くとることもできますので、必要に応じソウルでの滞在を多めにとれば、国内線と同じマイル数で韓国旅行まで楽しめます。

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デメリット

一方、この裏技は良いことばかりではなく、もちろんデメリットもあります。

デメリット
  1. 手出しの現金が必要
  2. ソウル経由で時間がかかる
  3. 日程によってはソウルでのトランジットが必要

まずは①手出しの現金が必要です。

国内線特典航空券の場合、マイルを使って発券すると空港施設使用料などは不要なので、現金の支出は0で発券できます。(※2021年10月から空港施設使用料が徴収されることになりました。)

ANA国内線特典航空券の国内線旅客施設使用料(PFC)とは?特典航空券にもかかる料金

一方、この方法ですと、国際線特典航空券扱いになるので、どうしても現金の支出が必要になります。

また、②のとおりソウル経由ですので、無駄な時間がかかることは確かです。また、日程によってはソウルでの乗り継ぎがうまくいかず、トランジットが必要になるケースがありますのでこの点も注意が必要です。

ANA特典航空券発券の裏ワザ!覚えておくべき2つの発券ルールとは?

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まとめ

いかがでしたでしょうか??

ANAマイルで国内線(特典)航空券を予約する方法を6つご紹介しました。

ANAマイルで国内線航空券を予約するにあたって最重要となる考え方は、とにかく特典航空券の呪縛から逃れることですね。

国内線航空券は国際線と違い意外に安価なので、発券枠が限られている特典航空券に縛られることなく、ANAスカイコインに交換し有償航空券を予約することで、その予約可能性が飛躍的に高まります

また、有償航空券だけではなくANAダイナミックパッケージも含めて検討すれば、キャンセル料も安く抑えることができますし、場合によってはマイルで特典航空券を予約するよりも所要マイルを少なくすることも可能です。

また、最後の「裏技」は、是非「こういう方法もある」ことを覚えておいてください。

国内線の予約に利用する・・ってよりは意外に海外旅行の付属フライトで、全然違う時期の国内フライト片道を付けるという用途に使えたりします。

以上、何かのご参考になれば幸いです。

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