国内線から国際線への乗り継ぎ時の荷物チェックイン方法とラウンジ利用のルールまとめ

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楽しみにしていた海外旅行の出発は、当然ながら国際線での出発になります。

首都圏在住の方や関西圏在住の方は、羽田・成田・関空から直接国際線に搭乗することが多いと思いますので、国内線への乗り継ぎには無縁かもしれません。

一方、札幌、福岡、名古屋や他の地方都市の場合、一旦国内線で羽田・成田などに飛び、羽田・成田から国際線へと乗り継いで海外へ出発することが多いんですよね。

国内線から国際線への乗り継ぎ時、国内線出発空港では一体どのカウンターでチェックインすべきなのか?受託手荷物の扱いは?

そして、国際線ビジネスクラスに搭乗する場合、国内線出発空港でラウンジが利用できるのか?など、分かっているようでよくわからないポイントを、ANA路線を例に、まとめて解説します。

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国内線出発空港でのチェックインはどこで行うの?

まず、国内線から国際線へと乗り継いで海外へ出発する場合、真っ先に分からないこと。

それが、自分はいったい、国内線のカウンターでチェックイン手続きをすべきなのか、国際線のカウンターでチェックイン手続きをすべきなのか?ということです。

これから乗るのは国内線なので国内線カウンターのような気もするし、一方で、最終的には国際線に乗るんだから、国際線カウンターで手続きした方が正解のような気もしますよね。

単純にチェックインするだけなら、ANAはオンラインチェックインを奨めていますので、オンラインチェックインすれば楽なのですが、受託手荷物がありますので、必ずカウンターには立ち寄る必要があります。

また、折角なら紙のチケットをもらっておきたい!という方も、空港でのチェックインが必要になります。どうせ受託手荷物の預け入れがありますので、チェックイン兼ねてカウンターには立ち寄ると考えておいた方がよいでしょう。

そして、この空港でのチェックイン&受託手荷物の預け入れ方法は、実は空港によって若干の違いあります。

札幌、名古屋、伊丹、福岡、那覇空港でチェックインする場合

まず、札幌、名古屋、伊丹、福岡、那覇空港という国内主要空港を国内線で出発し、国際線に乗り継ぐ方の場合、ANA公式HPでは、上記のとおり「国際線乗り継ぎカウンター」という専用カウンターでの手続き(チェックイン+手荷物預け入れ)が正規の手続き方法として紹介されています。

これは、国際線の搭乗クラスがエコノミークラスであっても、ビジネスクラスでも、さらにファーストクラスであっても同じです。

立ち寄るべきなのは、国内線カウンターでも、国際線カウンターでもないんです。

なお、この「国際線乗り継ぎカウンター」ですが、通常あまり混み合っていません。このため、よほどのことが無い限り上記主要空港からの国内線出発便の場合、この「国際線乗り継ぎカウンター」を利用するのが一番手っ取り早いでしょう。

下記の指定カウンターに「国際線乗り継ぎ」カウンターがありますので、こちらで手続きを行いましょう。

空港 カウンター
新千歳
中部国際 K1
伊丹 南ターミナル11
福岡国際 国内線1階5
那覇

画面の図だと見づらいと思いますので、カウンターの位置を表にまとめておきます。

上記空港から国内線を乗り継いで国際線を利用する場合、チェックインは「国際線乗り継ぎカウンター」を利用するのがまずは正解、ということになります。

上級クラス搭乗者の方の場合、国際線乗り継ぎカウンターにも、当然ながらファーストクラス/ビジネスクラスカウンターは存在します。乗り継ぎ便ですが、いきなりファースト/ビジネスクラスのサービスを味わうことは可能ですので、ご安心ください。

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札幌、名古屋、伊丹、福岡、那覇空港以外の場合

一方、上記主要空港以外での国内線搭乗の場合、当然ながら乗り継ぎ専用カウンターはありません。このため、冒頭で記載した「国内線、国際線どちらのカウンターで手続きするんだ問題」が発生します。

が、結論を言っちゃうと・・これ、どっちでも良いんですよね。チェックイン、手荷物預け入れに関しては国内線カウンター、国際線カウンターどちらでも手続きが可能です。

主要空港以外の場合、ANAの国際線カウンターが無く、国内線カウンター一択の場合も多いので、この点で特段迷うことは無いかもしれません。

もし、迷ったとしても、どちらかのカウンターで手続きしても、「ここは違うから、並びなおせ」と言われることはありませんので、ご安心ください。

国際線ビジネスクラス以上の利用者は国際線ビジネスクラスカウンターでも手続き可能?

このように、国内線から国際線への乗り継ぎの方は、主要空港からは「国際線乗り継ぎカウンター」から、それ以外の空港の場合は、国内線、国際線いずれのカウンターからでも手荷物預け入れ&チェックイン手続きすることが可能です。

次に気になること。それは、国内線から国際線への乗り継ぎ旅客専用のカウンターが設けられている主要空港からの出発の場合でも、、上記「国際線乗り継ぎカウンター」以外の、国内線出発・国際線出発カウンターでもチェックイン手続き可能なのか?ということです。

例えば、あまり見たことはありませんが、国際線乗り継ぎカウンターがかなりの大混雑で、国際線のビジネスクラスカウンターがガラガラだった場合。

この場合、乗継便のANA便としてビジネスクラス以上の上級クラスを予約していたとしたら、折角ならビジネスクラスカウンターを使いたいですよね。(※国内線と国際線のターミナルビルが同一である場合限定)

乗り継ぎ先の国際線としてビジネスクラス以上の上級クラスを予約している場合、果たしてこの乗り継ぎ専用カウンターである「国際線乗り継ぎカウンター」ではなく、国際線のビジネスクラスカウンターを利用できるのでしょうか。

これも結論を申し上げますと、普通に利用できます

「国際線はビジネスクラスだが、ここからあなたの乗るのは国内線普通席だ」「国際線カウンターで手続きはできるが、エコノミークラスに並びなおせ」・・・

などと言われることはありません。ご安心ください。

ちなみに、乗継便がエコノミークラスの場合は、当然ですが国際線カウンターでもエコノミークラスのカウンターに並ぶ必要があります。

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スルーチェックイン(スルーバゲージ)について

ここまで、国内線経由で国際線に搭乗する場合のチェックイン方法をご紹介しました。

次に気になるのが、国内線で預け入れた手荷物の行方です。乗継便の場合、目的地まで途中ピックアップ&再度預け入れなどの面倒な手続きをすることなく、手荷物を輸送してくれるのでしょうか。

ANA便(国内)→ANA便(国際)の場合

国内線の空港で預け入れした手荷物は、ANA便経由の場合、当然といえば当然ですが、国内線→国際線も問題なくスルーバゲージ(途中ピックアップなしでの輸送)が可能です。

上記「国際線乗り継ぎ」カウンターで手続きした手荷物は、後は目的地の空港でピックアップするだけ。簡単ですね。

ANA便(国内)→提携便(国際)の場合

ANA便(国内線)→提携便(国際線)の場合、ちょっと事情が複雑になります。

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2023年10月12日

上記のようないわゆる「別切り」(一連の行程が一括で発券された航空券ではない航空券)以外の航空券なら、原則として国内線で荷物を預け入れした場合でも、目的地の空港までの荷物のスルーバゲージが可能です。(一部、制限のある航空会社もあります。)

スルーバゲージ可能な提携航空会社

スルーバゲージが可能な航空会社は、上記のとおりです。

かなり多くの会社で対応していますので、ほとんどのケースで乗継便であっても預け入れ手荷物について手続きの心配はありません

スルーバゲージが一部不可能な提携航空会社

スルーバゲージが「制限付きで利用可能」とされている航空会社がこちらです。

ルフトハンザ、アシアナ航空、ターキッシュエアラインなどのメジャーどころの航空会社が含まれている点が気になるといえば気になりますが、ほとんどのケースでスルーバゲージは可能ですので安心してよいと思います。

乗り継ぎ空港が辺鄙なところで、一部対応不可の場合がありますが、この場合も一旦手荷物をピックアップして再度預ければ良いだけですので、チェックイン時によく説明を聞いておきましょう。

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国内線→国際線上級クラス利用時のラウンジ利用について

ここまで、国内線でのチェックイン方法、さらには受託手荷物のスルーバゲージルールについては良かったでしょうか。

最後にご紹介するのがこちらです。国内線経由で国際線上級クラスを利用する場合、国内線区間での航空会社ラウンジ(ANAラウンジ)が利用できるのか?という疑問について解説していきます。

国内線出発→国際線上級クラス乗り換え時

そして、実はこの「国内線→国際線ビジネスクラス以上への乗り換え」時に、国内線出発空港のラウンジが利用できるのか?という疑問については、ANAのホームページに明確に見解が記載されています。

国際線ファーストクラス・ビジネスクラス利用の方は、日本出発地空港の国内線ANAラウンジを問題なく利用することができます

ちなみに、対象の空港とラウンジは上記にも記載がありますが、こちらのとおりです。

「乗り継ぎ後のANA国際線はビジネスクラスだけど、今から乗るのは国内線普通席だから・・ANAラウンジは使えないのかな?」と思っていらっしゃった方には超朗報ですね。

セントレア国内線エアラインラウンジとカードラウンジの違いは?時間帯別おすすめラウンジの選び方

国際線→国内線到着時

そして、このラウンジサービスですが国際線でビジネスクラスクラス以上の上位クラスに搭乗し、日本に到着した後の国内線乗り換え前のラウンジ(アライバルラウンジ=成田のみ)および国内線乗り継ぎ便に搭乗し、国内線到着後の国内空港ラウンジでも利用できます。

成田空港のアライバルラウンジは乗り継ぎ時の時間つぶしに最適です。

成田空港ANAアライバルラウンジ。国内線乗り継ぎ時/乗り継ぎがなくても使えるシャワー完備の快適空間

また、国内線到着後は普通さっさと家路につくところですが、迎えが来るまで時間がある場合や、電車等の時間に余裕がある場合、利用できることを覚えておいて損はないサービスです。

ただし、利用には乗り継ぎ前24時間以内にビジネスクラス以上国際線に搭乗していたことを示すチケットの半券等の提示が必要となります。ご注意ください。

乗継便がプレミアムエコノミーの場合、国内線ラウンジ利用は不可

ちなみに・・の情報になりますが、残念ながら、国際線乗り継ぎ便がプレミアムエコノミークラスの場合、国内線のANAラウンジ利用は不可です。

ただ、国際線出発空港でのラウンジ利用はできますので、そこまで大人しく我慢しておきましょう。

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国内線から国際線への乗り継ぎはスマートに。ビジネスクラス以上に搭乗する場合は国内線出発空港のラウンジも利用可能

以上、国内線から国際線への乗り継ぎ時のチェックイン&手荷物預け入れ方法、国内線出発空港でのラウンジ利用ルールなどを解説しました。

分かっているようで、実はあまり利用しないのでよくわからない、そんなルールかと思いますので、これから国内線経由で国際線を利用する方のご参考になれば幸いです。

実は私は昨年1度国内線経由で、シンガポールへビジネスクラスで旅行したのですが、こんなことは全く知りませんでしたので、チェックインは普通に国際線のビジネスクラスカウンターで行いました。(※中部国際空港セントレアは、国際線と国内線のターミナルビルが同一なので可能)

ANAビジネスクラス搭乗記。NH841便羽田ーシンガポールの機内食の全て

また、国内線の航空会社ラウンジが使えるなんて知らなかったので、カードラウンジに行ってしまいましたよ。

覚えておいて損はない情報だと思います。何かのお役に立てば幸いです。

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