海外旅行で恋しくなるのが、「炊き立てご飯」ですよね。
特にうちの子どもたちは・・海外ではなぜか特に朝食にご飯を欲しがるんですよ。普段はパンなども普通に食べるんですが、困ったことに海外では何故かご飯を欲するという純日本人体質なんです。
もちろん、ハワイ・グアムにも日本食は豊富に揃っているので米を食べようと思えば食べられるのですが・・もう一つの問題は「費用」です。
スパムおにぎりが1つ3ドル(300円超)とかしちゃいますし、ビュッフェレストランに行けば親子で7~8千円(70~80ドル)程度はザラにかかります。
また、早朝からアクティブに動きたい!って時にも、レストランに行くと時間が掛かっちゃうので、お部屋でサクッと炊き立てご飯とレトルト味噌汁で朝食を食べられると・・本当にお手軽ですよね。
「レトルトご飯」「アルファ米」など、海外でご飯を食べる方法は色々とありますが、今回は炊飯器を現地調達し、実際にご飯を食べる方法をご紹介します。
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目次
ハワイ・グアムの電圧は120V
まず、重要な注意点から。
ハワイ・グアムのコンセントの電圧は110V~120Vとなっており、日本の100Vに比べて電圧が高いです。
このため、特に炊飯器などの「電熱器(ヒーター)」を利用した電気機器の場合、日本の100V対応機器をそのままハワイ・グアムのコンセントに挿して利用することはできません。
「特に」と記載したのは、電熱器の場合高電圧をかけると高電流が流れてしまうため、設計よりも高熱を発し、高確率でヒューズが切れて使えなくなってしまうんです。
日本で購入して持っていく!って方は、例えば下記のような海外対応の炊飯器を持参するようにしてください。
この炊飯器は140Vまでなら海外利用OKですので、これ買って持っていけばいいじゃん・・って感じなんですが、最大1.3合炊きと若干小さいのが難点なんですよね。
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炊飯器を買いに行く
ということで、「郷に入れば郷に従え」。現地の炊飯器を購入することにしました。
今回訪れたのはグアムの「Kマート」です。ハワイならウォルマートに行けば売っていると思います。
そして・・発見しました!炊飯器です。
最もコンパクトな炊飯器ですが、それでも3合以上は炊ける炊飯器がたったの16.99ドル(約1,800円)です。
正直機能は滅茶苦茶シンプルというか・・ご飯を炊く機能と保温機能しかない超絶シンプルな一品ですが、海外で米を炊くだけであればなんの問題もありません。
ということで、サクッと購入。早速翌日の朝食に米を炊いてみました。
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外観は日本の40年ほど前の炊飯器?
ということで、買ってきた炊飯器がこちら。
なんか・・英語が読めない・・なんでだ?と思っていたら、これ多分チャモロ語ですかね?もしかしたらスペイン語?よくわからないのでとりあえず開封です。
内容物がこちら。
本体、計量カップ、しゃもじ、蓋、謎の蒸し器、説明書です。ちなみにこの謎の蒸し器はご飯を炊く際の蒸気で蒸し料理ができますよ!って感じの説明書きになっていましたが、この蒸し器で蒸すと多分米のでんぷんでべちゃべちゃになるのでやめた方が無難です。
しかし・・凄い外観ですね。日本の40年前くらいの炊飯器を思い出します。
説明書も付いていましたが、何しろボタンが「炊飯ボタン一つしかない」んです。こんなもん、説明書を読まなくても間違いようがないですよね。
ちなみに、付属の計量カップは日本の「1合」とはどうやら規格が違うようです。日本の分量で炊きたい方で、日本から米を持参する方はあらかじめ軽量しておくか、日本の計量カップを持参すると良いでしょう。
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実際に炊く
では、実際にお米を炊いてみます。
今回は、日本から無洗米を持参しました。無洗米はお米を洗う必要がないので海外での炊飯にはかなりおすすめです。
今回は2合のお米を投入し、水を入れます。
お水は米1合につき200mlが目安の量になりますので、500mlのペットボトルであれば5分の4程度の水量が目安ですね。この日はホテルでサービスされるミネラルウォーターを利用しました。
では、炊飯です。
何しろボタンは1つしかないので、ボタンを押し下げ、表示が「COOK」になればOKです。後は炊きあがりまで20~25分程度待ちます。
ぶくぶくぶく・・炊けてきました!
が、ここで思い出していただきたいのがあの「蒸し器」です。ここで蒸したら多分お米のでんぷんで大変なことになる・・お分かりいただけましたでしょうか。
そして、もう一つ注意が必要なのが「蒸らし」の行程です。
日本の炊飯器の場合、この「蒸らし」まで終了してから炊飯終了の音楽がなりますが、この炊飯器にはそんな高度な機能はついていませんので、ボタンが「WARM」(保温)に戻った後も、蓋を開けずに7~10分程度「蒸らす」必要があります。
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実食
蒸らしも終了した炊き立てご飯がこちらです。なかなか美味しそうですよね?
ご飯の粒も立っています。
この日の朝食は炊き立てご飯と塩昆布とお味噌汁で・・大変美味しくいただけました。
何しろ炊飯機能と保温機能しかない・・蒸らしの機能も付いていない武骨な奴ですが、なかなかいい仕事をしてくれます。
なお、現地のスーパーにはこのように漬物から納豆に至るまで何でも売っているので、これらを購入しておけばより満足の朝食に仕上がるのではないかと思います。
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持ち運びは可能?
この炊飯器は箱に入った状態で縦×横×高さがいずれも20cmとかなりコンパクトです。
スーツケースにも十分入る大きさなので、子どもが小さいうちは、欠かさず持参することになりそうです。
また、消費電力も最大300W(0.3kW)ですから、30分の炊飯でもたったの0.15kWh(0.3kW×0.5h)の消費電力量です。馬鹿みたいに電気を使うわけでもないので、ホテルの負担になるような心配も一切不要ですね。
ちなみにドライヤーだと700~1,000W超の消費電力だったりしますので、ドライヤーの持参が大丈夫なら、この程度の炊飯器なら余裕でしょう。
米の国外持ち出しには許可が必要?
個人的に利用する・・つまり食べるために国外にお米を持ち出す場合には、届け出の必要はありません。(農林水産省HPより)
また、お米はハワイ・グアム入国時の禁制品/制限品でもありませんので、持ち込みすることは可能です。
ただし、食品を持っている、ということは税関での申告を忘れないようにしてください。申告を忘れると、最悪没収されることもあります。
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ハワイ・グアムで炊飯器を現地調達しよう
いかがでしたでしょうか?
ハワイ・グアムで炊飯器を現地調達し、炊き立てご飯を食べる!方法を解説しました。もちろんハワイやグアムにもご飯はありますし、おにぎり等も購入できるんですが、なんといっても高いですからね。
これはハワイのシェラトン・ワイキキのローソンですが・・手巻きおむすびが約2.8ドル~3.1ドルです。
私は大量のANAマイルのおかげで年に1~2回ほどハワイやグアムなどに家族で遊びに行かせてもらってますが、普通のサラリーマンなので節約しないとお金がいくらあっても足りません。
この炊飯器作戦、食費を安く抑えたい、また早朝から行動する際など、お部屋で手軽に済ませたい!って際には、かなりおススメの方法だと思います。余ったご飯はラップなどを使っておにぎりにしておくと、さらに便利です。
そして、一度炊飯器を買ってしまえばあとは持ち運びも簡単ですので、おススメですよ。
何かのご参考になれば幸いです。
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