タイ・スワンナプーム国際空港のビジネスクラス専用イミグレ(入国審査)の場所と利用方法

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タイの首都バンコクのスワンナプーム国際空港といえば、とにかく入国審査(イミグレーション)が超絶混雑することで有名です。

到着時間帯によっては1時間待ちはザラにありますし、並んでいる列の運が悪く、前の外国人の審査に時間が掛かったりすると、下手すると1時間30分くらい掛かることもあります。

ですが、ビジネスクラスの搭乗者であれば、実は優先イミグレ(Fast Track)が利用でき、あまりイミグレに時間をかけずに、短時間で突破することが可能です。

しかも、この優先イミグレの場合、なんか審査が甘い感じがある(日帰りなど突っ込みどころがあっても、特に気にされない)のも大きなポイントです。

この記事では、スワンナプーム国際空港における各航空会社のビジネスクラス専用イミグレ(入国審査)の場所と、その実際の利用方法を解説します。

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スワンナプーム国際空港のビジネスクラス専用イミグレについて

入国審査(イミグレ)が常に激込みで有名なタイ・スワンナプーム国際空港ですが、ビジネスクラス以上の搭乗者なら、優先イミグレを利用してかなり短時間で突破することが可能です。

個人的には、5~15分くらいで突破できる印象ですね。これ、スワンナプーム国際空港の一般(エコノミークラス)の乗客からすると、驚異的なくらい素早く突破することが可能です。

そして、この優先イミグレですが、大きく分けて二つの種類があります。

  1. タイ国際航空以外のビジネスクラス搭乗者
  2. タイ国際航空ビジネスクラス搭乗者

タイ国際航空は、タイを代表するフラッグシップ・キャリア。このため、首都国際空港であるスワンナプーム空港におけるタイ国際航空のビジネスクラス以上の乗客は、他の航空会社に比べ圧倒的に優遇されます。

この違いを含めた、各航空会社のビジネスクラス搭乗者別の優先イミグレの利用方法を解説します。

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①タイ国際航空以外のビジネスクラス搭乗者

まず、タイ国際航空以外のビジネスクラス搭乗者のケースについて解説します。

この日は、日本は羽田ーバンコクを結ぶ、ANAのNH847便ビジネスクラスでタイに到着しました。

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タイ国際航空以外のビジネスクラス搭乗者は、機内でこのようなFast trackパスがもらえます。いわゆるフルサービスのレガシーキャリアなら、スターアライアンスなどのアライアンスは関係なくもらえると思います。

一方、LCCなどではビジネスクラスであってももらえないと思ってください。

日系の航空会社では、JAL、ANAは両方とも「Fast track」による優先イミグレサービスの対象キャリアです。この機内でもらえるFast trackパスを利用して、ビジネスクラス専用イミグレ「Premium Laneで入国審査を受ける方法が、イミグレを素早く突破する方法その①になります。

ビジネスクラス専用「Premium Lane」はどこにある?

では、このビジネスクラス専用の「Fast Track」優先パスを利用したPremium Laneは、一体どこにあり、どうやって訪問すればよいのでしょうか?

ちなみに、こちらがスワンナプーム国際空港公式HP記載の入国審査レーンです。赤枠内のとおり、都合3つの入国審査の入り口通路があることが分かりますが、Premium Laneの表記は一切ありません

一方、ANAの公式HPでのスワンナプーム国際空港の2F入国審査フロアの地図には、Premium Laneの表記がしっかり出てきます。

ANAの図によると、3つの入り口それぞれにPremium Laneは存在するものの、真ん中の入国審査レーンに、ビジネスクラス専用の入国審査レーンが設置されていると表記されています。

ANAをはじめとしたタイ国際航空以外の航空会社のビジネスクラス利用者の場合、この真ん中の入国審査レーン、ビジネスクラス利用者限定の「Premium Lane」を利用するのが正解だと思います。

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Premium Laneの具体的な行き方

さて、このビジネスクラス専用の「Premium Lane」ですが、実際の場所を解説します。まずは当然看板を目印に、「Immigration」を目指します。

そして、普通に歩いていると行きつくのがこちら、通常の「Arrivals」なんですが、こちらに入ってしまってはいけません。こちらは一般の乗客向けのイミグレです。繰り返しですが、ビジネスクラス専用の「Premium Lane」を探しましょう。

そして、上記の地図でご紹介したとおり、このプレミアムレーンは3つの入国審査(イミグレ)のちょうど真ん中の入り口に位置しますので、これまた、看板表記を目印に探しましょう。

看板表記では、実は「Priority Lane」となっていますが、「Premium」「Priority」のどちらが正しいかなど細かいことにこだわっていては駄目です。

一般の乗客用のイミグレ(Arrivals)から歩くこと約100m。ありましたね。

これが、「Fast Track Lane」です。「Premium Lane」「Priority Lane」「Fast track Lane」などいろいろな表記が混在していますが、意味は同じです(笑)。

この入り口で、機内でもらったFast trackパスを提出することで、優先イミグレ手続きを利用することができます。

床には、輝く「Fast Track」の文字が。

そして、この先には全くカオス感(行列感)のない入国審査が存在するのが・・お分かりでしょうか?入国審査は基本写真撮影禁止なので、ここまでが限界なのですが、かなり混雑回避できる、その雰囲気についてはお分かりいただけたのではないでしょうか。

この後、指紋認証等で若干時間はかかりましたが、約10分強程度で、イミグレを突破できました。

一般のイミグレに比べると、まさに驚異的な速さだと思います。

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ファストトラックパスがもらえなかった場合の対応方法

中には、機内でファストトラックパスがもらえなかった!でも、確かにビジネスクラスに搭乗したのに!って方もいらっしゃることと思います。

この場合でも、慌てる必要はありません。

もしかするとファストトラック利用対象の航空会社でない可能性もありますが、とりあえず、ビジネスクラスチケットの半券をファストトラックの前に居る係員のお姉さんにダメ元で見せてみましょう

利用対象航空会社の場合、ファストトラックチケットが無くてもビジネスクラス搭乗券の半券の提示でファストトラックの利用は可能ですので、ファストトラックパスが無くても、利用は可能です。

一方、係員の方から「これは・・対象外」といわれたら、潔くあきらめてください(笑)。

ファストトラックの利点:入国審査が速くて・・若干甘め

そして、このファストトラックの利点はもちろん入国審査が速いことなんですが・・さらにメリットを追加すると、入国審査が若干甘めなんですよね。

例えば、修行僧の方や、私のようにバンコク滞在時間が約1日といった陸マイラーの場合、一般のイミグレでは厳しい詰問を受ける可能性があります。

しかし、ファストトラックの場合、例えば1泊2日などかなり怪しい旅程でも、特に詮索されることも無くイミグレを通過できることがほとんどです。(もちろん、絶対を保証するわけではありませんし、そもそも犯罪行為等が見逃されるわけでもないので誤解のないようにお願いします。)

この「無駄に入国審査で神経を使わなくて済む」というのも、ファストトラックの大きな利点です。

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②タイ国際航空のビジネスクラス利用者

ここまで、タイ国際航空ビジネスクラス利用者「以外」の、ファストトラックの利用方法について解説しました。

次にご紹介するのが、タイ国際航空のビジネスクラス利用者のイミグレ利用方法です。

そしてこれ、もしかしたら私がタイ国際航空ビジネスクラスを利用してバンコクに到着した経験が、全てシンガポールや香港など日本以外の国からのフライトだったせいなのかもしれませんが、タイ国際航空ビジネスクラス利用者の場合、特に機内でのファストトラックパスの配布などのサービスはありません

え・・?って感じですよね。まさか入国は一般乗客と同じなの?どうすれば良いの?って感じです。

ただ、よく聞いていると機内アナウンス等で「ファストトラックどうのこうの」とお知らせはしていました。

ただ、正直ファストトラックの場所はよくわかりませんでした。多分、日本発のタイ国際航空便だと、優先イミグレーションの場所はしっかり日本語でアナウンスされると思いますが、ファストトラックはどこ?というのは、タイ国際航空のビジネスクラス搭乗者の方は結構迷われるポイントだと思います。

このように、ちょっと場所には迷ってしまうかもしれませんが、タイ国際航空のビジネスクラス搭乗者の場合ファストトラック(優先イミグレーション)は当然のことながら利用できますので、ご安心ください。

タイ国際航空ファストトラックの場所

では、案内が非常に少なく実は難解なタイ国際航空ビジネスクラス搭乗者向けのファストトラックの場所を解説します。

タイ国際航空のビジネスクラス利用者の場合、ANAなどタイ国際航空以外のビジネスクラス搭乗者とは逆に、多くの航空会社のビジネスクラス搭乗者が集まる「ファスト・トラック」を利用する必要はありません

本当に真逆に、この一般乗客用の「Arrivals」に突撃してください。

そして、Arrivalsの広間に到着したら、左、もしくは右を向いてみてください。

そうなんです。

タイ国際航空のファストトラックは、この一般乗客用イミグレーションの端っこに存在します。これ、もしかしたらANAなどのFast Trackパス保持者も利用できるのかもしれないのですが、同パスの保有者はほとんどが上記Fast trackに向かうので、この一般乗客用の端っこのファストトラックは、ほぼガラガラなんです。

このため、このファストトラックもFast trackには比べ物にならないくらい入国審査が速いので、タイ国際航空利用者は是非こちらを優先的に利用してみていただければと思います。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?

バンコク・スワンナプーム国際空港には、①タイ国際航空以外のビジネスクラス客向け、②タイ国際航空のビジネスクラス客向けの、大きく2つの優先イミグレーションが設置されています。

そしてそれぞれ、利用方法が異なります。これ、折角のビジネスクラス利用時なのに、間違って一般乗客と一緒のイミグレで入国手続きをしてしまうと、入国審査に時間がかかり、しかも入国審査も通常通りと、良いことは何一つありません

折角のビジネスクラスでのバンコク訪問時には、絶対にビジネスクラス専用のFast Trackでの入国をおすすめしたいと思います。この記事も参考に、是非、積極的に利用してみていただければと思います。

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