陸マイラー必携・・「だった」ANA To Me Card PASMO JCBカード、通称「ソラチカカード」に、なんとゴールドカードが登場しました。
新型コロナの影響により、登場のタイミングとしては最悪だったわけですが(笑)、さすがにANAとJCBもこんなことは予期できないでしょうから、これは仕方がありませんね。
そして、陸マイラーとして一番気になるポイントは、ソラチカ一般カードとソラチカゴールドカード、一体何が違うの?ってことかと思います。
2020年3月30日に爆誕したソラチカゴールドカードと一般カードの違いをご紹介します。
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目次
ソラチカ一般とゴールドの違い
まず、なんといっても気になるのがこれですよね。
ソラチカ一般カードとゴールドカード、一体何が違うんだ?ってことです。余計な前振りは抜きにして、早速、まずはスペックを比較してみましょう。
項目 | ゴールド | ソラチカ |
年会費(本人) | 15,400円※ | 2,200円※ |
年会費(家族) | 2,200円 | 1,100円 |
申込対象 | 20歳以上(学生不可) | 18歳以上 |
PASMO機能 | あり | あり |
入会・継続ボーナス | 2,000ANAマイル | 1,000ANAマイル |
搭乗ボーナスマイル | 25% | 10% |
乗車ポイント
(メトロポイント) |
1乗車につき
|
1乗車につき
|
電子マネー
(メトロポイント) |
|
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OkiDokiポイント | 1,000円=1P=10ANAマイル | 1,000円=1P=5ANAマイル |
マイル移行率
(メトロポイント) |
1メトロP=0.9ANAマイル | |
旅行傷害保険 |
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国内航空傷害保険 |
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ショッピングガード保険 |
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空港ラウンジサービス | あり | なし |
※いずれも初年度年会費無料
これが、ソラチカ一般カードとソラチカゴールドカードのスペックの違いですが、はっきり言って・・「えっ」って感じです。特徴なさすぎ・・なんですよね。
一点だけ目を引くのはゴールドカードでも初年度年会費無料であることですが、それ以外に・・特筆すべき点はありません。
もちろん、当然ながらそこはゴールドカード、年会費が一般カードの7倍の14,000円(税抜)と全く違うので、もちろんソラチカ一般カードよりはスペックは高いのですが、正直普通のANAゴールドカードなんですよね。
繰り返しですが、ソラチカ一般カードのスペックと比較するとそこはゴールドカード分上回ってますが、ANAゴールドカードという観点から見ると、他のANAゴールドカードとのスペックの違いは皆無です。
特に陸マイラー的に残念なのが・・せっかくのソラチカゴールドカードなのに、ソラチカ一般カードと1メトロポイント=0.9ANAマイルという交換率は全く同じなことです。
もちろん、1メトロポイント=0.9ANAマイルという交換率が既に驚異的ですので、一般とゴールドの間の違いがないのは当然といえば当然なんですが、ちょっぴり残念ですよね。
その他、このソラチカゴールドカードは年会費がそれなりにお高いなんといってもANAゴールドカードですので、当然ながら旅行保険系が一般カードより充実しているとともに、空港ラウンジサービスが付帯します。ただ、それはANAJCBワイドゴールドカードとほぼ同等のサービスです。
唯一特筆すべき違いは、東京メトロへの乗車ポイントが平日20P、土休日40Pと、ソラチカ一般カードの約4倍なこと・・くらいですかね。正直、普段東京メトロに乗らない方にとってはあまり意味は無いんですけどね。
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ソラチカゴールドカード誕生の狙い
このソラチカゴールドカード、正直陸マイラー的なメリットはあまり感じられませんが、発券の狙いはどんなところにあるのでしょうか??
- 今回のゴールド券種の発行は、ソラチカ一般カードをお持ちのお客様の「ANAのゴールド券種はほしいが、PASMO機能も引き続き使用したい」等のお声から、より付加価値の高いカードをご提供させていただき、お客様のご要望にお応えしたいとの想いから実現しました。
ANAのプレスリリースでは、このソラチカゴールドカード発券の理由について、上記のような記述がされていました。
要は、ソラチカ一般カードと同じPASMO機能付きのANAゴールドカードが欲しい、というニーズに対応したもの・・ということなんですよね。
だったら、ソラチカカードとANAワイドゴールドの2枚持ちをしたら?って考えたあなた!それ、完全に陸マイラー色に染まってます(笑)。
普通、年会費が掛かるクレジットカードを2枚持ち・・それどころか複数枚持ちなんてしないですからね。ですから、PASMO機能付きのソラチカカードも欲しい・・でもANAゴールドカードも欲しい・・って方向けの、ソラチカの機能とANAゴールドカードの機能を統合したカードなんです。
このため、逆に言うと既にANAゴールドカードとソラチカカードの2枚持ちをしている方には、ほぼメリットは無い、と言っても良いカードです。
あえて言えば、その理由にプラスして東京メトロに定期券以外で乗る機会が多い方には、乗車ポイント4倍の分だけメリットがありますが・・この7倍の年会費差を回収できるかといえば、微妙なのではないでしょうか。
特に私のように日常的に東京メトロに乗車しない地方在住民にとっては、発券する意味はほとんどないカードといっても過言ではないと思います。
ただ、このカードの誕生の狙いのように、ANAゴールドカードとソラチカカードを1枚にまとめたい方にとっては、一定の価値はあるでしょう。
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ソラチカゴールドは、ソラチカとANAゴールドカード統合したい方向けのカード
以上、コロナウイルスで厳戒態勢にある日本に爆誕した「ソラチカゴールドカード」の、ソラチカ一般カードとの違いを解説しました。
残念ながら、1メトロポイント=0.9ANAマイルというソラチカカードの根本のメリットは、一般カードと一切違いはありません。その他、初年度年会費無料であることを除き普通のANAゴールドカードとほぼ特徴は同じです。
つまり、ソラチカ一般カードとANAゴールドカードの2枚持ちを避け、統合したい方向けのカードということができると思います。
正直、私自身はソラチカカードは1枚持っていれば年会費1,000円以下で年会費以上の価値を持つ1,000ANAマイルが毎年継続ボーナスマイルとしてもらえるという、持っていて全く損のないカードだと考えているので、このカードを発券する気にはなりませんが・・どうせならソラチカとANAゴールドカードは1枚に統合して保有しておきたい!って方には、おススメのカードと言えると思います。
ということで、ズバリ言ってしまうと陸マイラーにとってこのソラチカゴールドカードはあまり発券する意味はないカードです。
素直にソラチカ1枚、そしてANAJCBワイドゴールドなどを1枚ずつ持っておくのがおススメですね。
以上、ソラチカゴールドカードとソラチカ一般カードの違いについて、簡単に解説しました。
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