JCBスマリボとは?繰り上げ返済で手数料無料&年会費を割引する方法

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JCBのリボ払いサービス「スマリボ」(旧名称:支払い名人)はご存知でしょうか?

このスマリボ、内容を理解したうえで登録することで、例えば年会費割引サービスOkiDokiポイントなんと2倍!など、様々な特典を享受することができます。

このため、JCBカードの各種キャンペーンなどの開催に当たってはこの「スマリボ」への登録が猛烈にプッシュされているんですよね。

ただこの「スマリボ」・・初めての方には仕組みを含め超絶分かりにくいと思います。

まず、このスマリボは要は「リボ払い」ですので、正確に仕組みを理解しておかないと思わぬ高額の手数料負担が掛かる危険性があります。

さらに、この「リボ払い?」「スマリボ?」って部分でもまず分かりにくいのに、このスマリボ特典を享受しつつ、高額手数料負担を回避するためには「繰り上げ返済」や「手数料支払?」というテクを身に着けておく必要があるんです。

正直、なんじゃそりゃ・・って感じではないでしょうか。

この記事では、まず、非常に分かりにくいJCBのリボ払いサービス「スマリボ」の仕組みの超簡単な解説と、繰り上げ払いで手数料を無料にする方法を解説します。

そして、応用編として必要最小限の手数料を支払って繰上げ返済する方法を解説します。

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スマリボのメリット

スマリボの特典
  1. JCBカード年会費割引サービス
  2. OkiDokiポイント2倍(手数料支払要)
  3. ショッピングガード保険が自動付帯
  4. キャンペーンの抽選口数が2倍

まず、このスマリボ登録のメリットを簡単に解説しておきましょう。

スマリボに登録することで、上記①~④のメリットを得ることができます。なお、このうち①②と④は、スマリボに登録するだけ(①については年に1回以上買い物をするだけ)でメリットが享受できます。

一方、②「OkiDokiポイント2倍」のメリットは、登録するだけでは享受できず、スマリボ登録したカードでリボ払い手数料の支払いを行った月に限り、2倍のOkiDokiポイントがもらえます。

ちょっと難しいと思いますが、こういうことです。

スマリボの特典
  • ①年会費割引、②ショッピングガード保険、③キャンペーン抽選口数2倍はスマリボに登録してカード利用するだけでもらえる
  • OkiDokiポイント2倍特典は、リボ払い手数料の支払いを行った月にしかもらえない

ここではまず、スマリボには「登録するだけで受けられる特典」「リボ払い手数料を支払わないと受けらない特典」の2つがある、ということを押さえていただければと思います。

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リボ払い「スマリボ」とは?

では次に、肝心の?リボ払い「スマリボ」の仕組みについて、超簡単に解説します。

この図の上の段が、通常のカード払いです。例えばある月に3万円利用した場合、翌月の支払いは3万円です。ここまでは良いですよね。

そして、下の段がリボ払い「スマリボ」です。

スマリボに登録すると、毎月の「最低支払額(元金)」が設定されます。そして、各月の利用金額に関わらず、支払い金額はこの最低支払額に固定されます。

つまり、最低支払額を越えて利用した分は勝手に翌月以降の分割払いになるんです。

ここでのポイントは「勝手に」というところです。

上記の例なら、3万円の利用で最低支払金額が1万円ですので、残りの2万円は翌月以降の2か月に分けての支払い勝手になる、ということです。

そして、さらにここが超重要なんですが、この翌月以降支払分の残額にはカードの締日以降いきなり金利手数料が掛かるんです。

これがリボ払いの最大の注意点です。

そして、この金利手数料が超驚異的で、なんと実質年率15%です。サラ金か!って感じですよね。

金利手数料計算式(ある月の例)
  • 10,000円×15%×30日÷365日 = 123.3円 

例えば、ある月(1か月の日数が30日)の金利手数料を計算したものが、上記のとおりです。

なんと残金10,000円に対し、実質年率15%で、金利手数料が123.3円も取られてしまいます。100,000円の場合、1,233円です。

JCBのホームページではこのスマリボについて「快適なお買い物をサポートするサービス」と表記されているのですが、単純に金利手数料をむしり取ろうとしているだけに感じるのは・・私の気のせいでしょうか(笑)。

このように、スマリボ(リボ払い)はその仕組みをしっかりと理解していないと、高額の金利手数料が掛かる危険性があります。

まず、このリボ払い「スマリボ」の仕組みについて正確に理解してください。

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金利手数料を負担しない方法

じゃあ、この超高額の金利手数料を負担しないようにするにはどうすればよいのか?

この方法は、ここまでの解説をお読みいただければ何となくお分かりですよね。

リボ払いの金利手数料は、翌月以降の支払い残額に対し掛かるため、この支払残額が残らないよう、毎月忘れずに繰り上げ返済を行えばよいのです。

繰り上げ返済を行い翌月以降の支払い残高を残さなければ、リボ払いの金利手数料は発生しません。

冒頭ご紹介した①年会費割引③国内ショッピングガード保険④キャンペーン抽選倍率2倍の各特典は、スマリボへの登録だけでOKなので、毎月を繰上げ返済すれば問題なく享受することができます。

金利手数料を必要最小限発生させる方法

リボ払いの仕組みはわかった!そして、金利手数料を発生させない方法も理解した!これでOK!

・・で済めば話は早いのですが、そう簡単には終わらないんですよね。

冒頭ご紹介した最後のメリットである②「毎月のショッピングに対しOkiDokiポイント2倍!」のメリットを享受するためには、、実際にリボ払い金利手数料を支払う必要があるんです。

全額繰り上げ返済してしまうと、リボ払い手数料は発生しません。

ただ、ここまで解説した通り残額を何もせずそのまま残してしまうと、高額の金利手数料が取られます。

このため、金利手数料が最小になるように、繰り上げ返済額を調節する必要があるんです。

しかも、Webからの繰上げ返済では金利手数料を発生させることは不可能です。締め日(毎月15日)以降20日までに、ATMから繰上げ返済するしか方法がありません。

ちなみに、Webから繰上げ返済指定すると、何故か全額繰り上げ返済されるという意味不明の仕様となっています。顧客の金額指定を無視するっていったいどういうことでしょうか・・。

これ、かなり面倒くさいですが・・これもOkiDokiポイント2倍のためですからね。

具体的な方法が上記のとおりです。

ちょっと複雑ですが、全額繰り上げ返済したり、リボ払いの残高が5,000円以下だと金利手数料の支払いがなくなってしまいますので・・。最小限度の金利手数料で済むよう、5,000円以上(6,000円程度)残してATMから繰り上げ返済するんです。

ちなみに、残す金額は「ゆとりコース」の場合は5,000円以上でOKですが、「標準コース」の場合10,000円以上残してください。

金利負担の目安(1月の日数30日の場合)
  • 6,000円×15%×30日÷365日 = 約74円

上記の計算式のとおり、6,000円の残高を残した場合、金利負担の目安は74円です。

この程度の負担は、最低でも必要になってきますね。

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繰り上げ返済の方法

では、ここからは実際に繰り上げ返済する方法を解説します。

が・・これは解説するまでもなく、非常に簡単です。毎月の締日(15日)から20日までの間に、リボ払いの残高のうち、6,000円程度を残して入金すれば良いのです。

入金のイメージ

【10月10日支払い分の場合】

  • カード利用期間 8月16日~9月15日
  • カード締め日 9月15日
  • ATM支払日程 9月15日~20日

例えば10月の支払いの場合の・・入金のイメージがこんな感じ。

支払いが10月10日なので9月20日までに入金って・・なんか早いな?って感じるかもしれませんが、JCBスマリボの金利手数料は締め日である15日から問答無用で掛かるので、この日程での入金になります。

そして、振込する金額ですが・・。

まず、JCBのポータルサイト「MyJCB」の上部のメニューから、「リボ・分割払い&キャッシング」を選択し、左の赤枠内のメニュー「お支払い方法・金額の変更」をクリック

すると、「お支払い方法の変更、照会」のページに遷移しますので、画面右下にある「まとめ払い」(繰上返済)をクリック

続いて、まとめ払いのメニューの左側「スマリボ・ショッピングリボ払いご利用分のまとめ払い」をクリック

すると、このように繰り上げ返済の金額指定画面が表示されます。

ここで加算額を指定できれば楽なんですが・・実はここに加算額を指定して入力しても、何故か結局全額まとめて支払いにされてしまうので、ここではATMからの振込金額の確認にとどめておきましょう。

なお、金利手数料が無料でOKなら、赤枠の上「全額をまとめて」支払うことで、残額は残りませんので金利手数料も発生しません。

加算額指定の計算方法

そして、ここでもう一つ難しいのが残高の計算方法です。ちょっともう「わざと?」って感じるくらいこれがクソ面倒なんですよね。

例えば上記の「ご利用残高」の欄をご覧ください。残高は172,057円となっていますが、(内、41,660円は今回締切以降のお支払い)になっていますね?

つまり、この「ご利用残高」は実際の翌月の支払い残高ではないんです。翌月以降の支払い分も含まれているんですよ。

滅茶めんどくさい。なんでこんな表記になってんの?って感じですよね。

このため、まずはこの全体の残高から翌月以降の支払い分を除くことで得られる「今月の支払額」を計算する必要があります。

当月の支払い額の計算
  • 利用残高 172,057円
  • 内、締切以降の支払 41,660円
  • 当月の支払い額 172,057円ー41,660円=130,397円

ここまで、よろしいでしょうか?この130,397円が、当月の支払い額になります。

そして、金利手数料を発生させるためには約6,000円程度残額を残し(ゆとりコースの場合)残りをATMから繰り上げ返済する必要がある。これは良かったですよね?

繰上げ返済額の計算
  • 加算指定額=約6,000円が残る額=124,000円
  • 当月の支払い残高130,397円-124,000円=6,397円

今回のケースでの加算額の指定の例が、上記のとおりです。124,000円を、ATMから繰上げ返済すればOKということになります。

なお、ATMでの繰上げ返済の方法や対象ATMは、こちらから確認ができます。

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スマリボ登録と「最低支払額」とは?

ここまで、スマリボの仕組み、金利手数料を発生させず繰上げ返済する方法、そして金利手数料を最小限発生するように繰上げ返済する方法をご紹介しました。

ここまではよろしかったでしょうか?

最後に、クレジットカード発行時に実際にちょっと悩むことになる、スマリボの登録時の「支払いコース」選択について解説します。

具体的にはこちらですね。

「残高スライドゆとりコース」「残高スライド標準コース」・・。

これまた「何なの」って感じだと思いますが、ここで選択するコースによって、ここまでのご紹介で出てきた毎月の「最低支払額(元金)」が変わるとご理解ください。

そして、シンプルに解説するとこれは「残高スライドゆとりコース」を選択してください。

支払残額に対し金利手数料が発生するので、残額5,000円から金利手数料が発生する残高スライドゆとりコースの方が、理論上金利手数料を少なくすることができます。

毎月の支払金額が多い方が、翌月以降の支払い残額が減りますので、金利手数料負担が減る・・。

ここまでの解説をご理解いただければ、お分かりいただけるのではないかと思います。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?

ここまで、JCBのリボ払いサービス「スマリボ」の仕組みと概要、金利手数料を発生させずに繰り上げ返済する方法と、手数料を最小限度発生させて繰上げ返済する方法を解説しました。

スマリボ登録&手数料支払のメリット
  1. JCBカード年会費割引サービス
  2. OkiDokiポイント2倍(手数料支払要)
  3. ショッピングガード保険が自動付帯
  4. キャンペーンの抽選口数が2倍
  5. 入会キャンペーンで最大5,000円キャッシュバック(期間限定)

このJCBスマリボに登録していると、上記のような様々なメリットがあります。

②以外のメリットは、スマリボへの登録のみでOKですので、金利手数料を発生させる必要はなく、毎月全額繰り上げ返済すればOKです。

ただ、この方法では②OkiDokiポイント2倍のメリットを享受することができません

どうせ繰上げ返済するなら、金利手数料を発生させる方法で、OkiDokiポイントを追加で貰っちゃってください

以上、スマリボの仕組みと金利手数料を最小限発生させる方法を解説しました。

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