みずほマイレージクラブカード/ANAのことは・・ご存知でしょうか?
実は、2022年4月以降ANA陸マイラーにとって要注目のカードなんですが、意外にその実像があまり知られていない・・・。
簡単に言うと、あまり知名度の高くない(笑)カードなんですよね。
例えば、みずほ「マイレージクラブ」カードの「マイレージクラブ」は、実はみずほ銀行の会員サービスのことで、ANAマイレージクラブとは一切関係ありませんし(笑)・・。
肝心のANAマイル還元率も、このカードを普通にクレジットカード利用しても0.35%(10万円利用で350ANAマイル)と非常にショボいカードなんですよね。
しかもこのカード、ANAカードですらないですからね?
みずほマイレージクラブカード/ANAとは?そのメリット・デメリットを解説します。
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目次
みずほマイレージクラブカード/ANAとは
では、まずはこの最大の疑問からお答えしましょう(笑)。
みずほマイレージクラブカード/ANAって何?ってことですね。
- 「みずほマイレージクラブカード」と「ANAマイレージクラブカード」の機能が一枚になったもの
- 「みずほマイレージクラブ」は、みずほ銀行の顧客優遇プログラム
- 「みずほマイレージクラブカード」は、みずほ銀行のキャッシュカードとクレジットカードが一体になったもの
- クレジットカードの発券元はUC(セゾン)カードで、貯まるポイントは「永久不滅ポイント」
- 「みずほマイレージクラブカード/ANA」は、ANAカードではない
ということで、いきなり頭が超混乱するんですが(笑)・・。
一つ一つ、ひも解くように確認していきたいと思います。
まず、この「みずほマイレージクラブカード/ANA」とは、上記のようにANAマイレージクラブカードと、みずほマイレージクラブカードの機能が、一枚になったものです。
そして、冒頭にも記載したとおり「みずほマイレージクラブ」とはみずほ銀行の顧客優遇プログラムであり、ANAマイレージクラブとは別物です。
さらに、「みずほマイレージクラブカード」は、この「みずほマイレージクラブ」の会員証機能を持つ、「みずほ銀行キャッシュカード」+「クレジットカード」の機能が一体になったもので・・。
クレジットカードの発券元は、UC(セゾン)カードのため、永久不滅ポイントが貯まります。
そして、ここが最大の注意点ですが・・。
このカード、ANAカードじゃないんですよね(笑)。複雑すぎですが。
- 本カードは、ANAカード(クレジット機能付)とは異なります。
- したがって、ご入会時やご搭乗時のボーナスマイルや機内販売をはじめとした各種割引、ANAカードファミリーマイルへのご参加、ANAカードマイルプラス、ビジネスきっぷのご購入などANAカード固有の特典・サービスは利用できません。
このため、ANA側の紹介ページには、わざわざ上記のような注意書きがあります。
本カードはANAカードではないので、入会&搭乗ボーナスマイルや、機内販売などの割引、ANAカードファミリーマイルへの参加など、ANAカード固有の特典・サービスは利用できない・・。
つまり、例えば空港のANA FESTAでいくら使っても、5%割引などはない!ってことになります。
当然のようですが、これ超重要ですからね。
まずはこのカードの概要について、ご理解いただければと思います。
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カードスペック
選べる国際ブランド | |
---|---|
年会費 | 本会員 : 無料 家族会員 : 無料 |
ポイント | 永久不滅ポイント(ポイント期限がありません) |
提携先 | みずほ銀行 |
付帯サービス | ANAマイレージクラブ機能付き お申し込みのカードは、ICチップ付きのカードとなります。(本会員のみ)ICカードについて |
お申し込み資格 | みずほ銀行に普通預金口座をお持ちの方が対象となります。 ※みずほ銀行の普通預金口座をお持ちでないお客様も普通預金口座、みずほマイレージクラブ、みずほマイレージクラブカード(クレジットカード)を同時にお申し込みいただけます。 |
そして、お次が・・カードのスペックですね。
まず、選べる国際ブランドはマスターカードのみとなっています。
ここが大きいのですが、年会費は永年無料なのは・・嬉しいところですね。
また、発券元は前述のとおりUC(セゾン)カードですので、ポイント期限のない永久不滅ポイントが貯まります。
そして、最後にお申込み資格ですね。
前述のとおり、このカードはあくまで「みずほ銀行」の顧客優遇プログラムである「みずほマイレージクラブ」機能付きのキャッシュカード+クレジットカードという位置づけなので・・。
みずほ銀行の口座を持っている、18歳以上の方のみが申込できるカードです。
もちろん、上記のチャート一番右のとおり、みずほ銀行の口座をお持ちでない方は、口座開設と同時にWebから申込できますので、ご安心を。
また、既にみずほ銀行の口座を持っている方も、みずほダイレクトに契約済みまたはみずほマイレージクラブに入会済みであれば、インターネットからカードの発券手続きができます。
一方、既にみずほ銀行の普通預金口座をお持ちで、みずほダイレクトもしくはみずほマイレージクラブに入会済みで無い方は・・。
上記のとおり、店舗での申し込みが必要となります。
そんなの超めんどくさいので、みずほダイレクトまたはみずほマイレージクラブに入会した後、Webから申し込む・・ってのが、普通ですかね。
ただ、みずほダイレクトorみずほマイレージクラブへの入会も・・面倒なんですが(笑)。
ちなみに、みずほ銀行の口座開設と同時にWebから申し込むと・・。
まずはみずほ銀行の口座開設に約2週間、さらにみずほ銀行側に書類の提出などを行って・・。
約1か月後の忘れたころに、みずほ銀行の口座開設なのにセゾンカードから電話があるという・・仕組みを理解していないとめちゃ混乱する手続きでカードが発券されます。
また、上記のとおり発券には約1か月かかるので、欲しい方は早め、早めの手続きを心がけましょう。
なお、このカードは上記のとおりみずほ銀行の会員機能付きキャッシュカードという特殊な(笑)カードですので、ポイントサイト案件としては・・少なくとも私は見たことはありません。
ただでさえ発券に時間がかかるので、大人しく、公式サイトから入会した方が良いと思います。
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ポイント/ANAマイル還元率
そして、ちょっとだけ気になる(笑)、この「みずほマイレージクラブカード/ANA」のポイント&ANAマイル還元率も簡単にご紹介しておきます。
まず、永久不滅ポイントの還元率ですが・・。
- 1,000円=1P(5円相当)=0.5%
上記のとおり、ショッピング1,000円ごとに永久不滅ポイント1P(5円相当)ですので・・0.5%となっています。
一言で言えば少な!!って感じですね(笑)。
年会費無料のカードですので仕方ありませんが、さすがにポイント還元率0.5%はちょっと寂しいものがあります。
そして、ANAマイルへの交換率ですが・・後程詳しくご紹介しますがこのカードの最大のメリットである・・。
永久不滅ポイント100ポイント(500円)を350ANAマイル・・つまり0.7倍で交換できるというブースト機能を使っても、0.5%×0.7倍=0.35%に過ぎません(笑)。
つまり、このカードを10万円決済して、やっと貯まるポイントは100永久不滅ポイント(500円)=0.5%ですし・・。
10万円決済して貯まるANAマイルは、350ANAマイル(0.35%)に過ぎない、ということになります。
一応、さらに永久不滅ポイントが貯まる「パートナーズサービス」もありますが、ほぼ、焼け石に水状態です(笑)。
もしあなたがANA陸マイラーなら、このカードをメインカードにする必要は・・ありませんね。
日常の決済には、ANAカードやSPGアメックスを利用した方がお得だと思います。
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メリット
ということで、普通に使うとなんとポイント還元率0.5%。
ANAマイル還元率0.35%という見るところのない(笑)カードであるみずほマイレージクラブカード/ANAですが・・。
ANA陸マイラーにとって最大にして最強のメリットが、こちらになりますね。
そう、2022年4月以降ANA陸マイラーが自宅でのポイント交換のみで、ポイントサイトで貯めた1円=0.7ANAマイルに交換できる、業界最高倍率の交換ルート「みずほルート」が利用できるんですよね。
そして、その「肝」となるこのカード固有のメリットが・・。
前述の100永久不滅ポイント(500円)を2022年4月以降の業界最高タイとなる0.7倍でANAマイルに交換できる交換機能です。
このカードを使って貯めたポイント(0.5%)をこの倍率でANAマイルに交換しても、マイル交換率は0.35%と低すぎる交換率なんですが・・。
ポイントサイトで貯めたポイントを交換すると、超絶お得になるというのが・・まさにポイント交換の面白いところですね。
なお、このポイント交換ルートを利用するためには、もう1枚「JQカードセゾン」というカードが必須になります。
- ポイントサイトで貯めたポイントはJQカードセゾンのポイント「JRキューポ」に等価交換できる
- JQカードセゾンがあれば、「JRキューポ」を永久不滅ポイントに交換できる
- 「永久不滅ポイント」はポータルサイトに「おまとめ登録」したカード間で相互利用できる
- 「JQカードセゾン」と「みずほマイレージクラブカード/ANA」をおまとめ登録すれば、JQカードセゾンの永久不滅ポイントを、0.7倍でANAマイルに交換できる
このみずほルートのメカニズムを簡単にご紹介したものがこちら。
ポイントサイトで貯めたポイントは、直接永久不滅ポイントに等価交換ができません。
しかし、JQカードセゾンのポイントプログラムである「JRキューポ」経由なら、永久不滅ポイントに等価交換ができるんです。
永久不滅ポイントはポータルサイトに「おまとめ登録」したカード間で相互利用できるので、ポイントサイトのポイントを0.7倍でANAマイルに交換できるんです。
これが、このカードの最大にして・・年会費永年無料を除けば唯一の(笑)メリットですね。
みずほルートについては、以下の関連記事で詳しく解説しています。
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デメリット
そして、この「みずほマイレージクラブカード/ANA」のデメリットは・・。
まずは普通に使っても、ANAマイル還元率が0.35倍と全くANAマイルが貯まらないカードってことですかね(笑)。
ただまあ、このカードは年会費永年無料のカードですので、ここは我慢すべきでしょう。
ということで、実際に発券した人間として感じたデメリットは・・やっぱり、その仕組みや発券方法が複雑、かつ発券に時間がかかるってことですかね。
みずほ銀行という・・まあまあトラブルの多い銀行の銀行口座+キャッシュカードが元々の主要機能ですので・・。
発券までにかなり時間がかかる&ストレスが溜まります。
発券する方があまり多くない時期でこれですので、発券者が多くなると、これ大丈夫か?って気もしますしね(笑)。
気になる方は、早めの発券がおすすめですね。
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まとめ
以上、2022年4月以降のANA陸マイラー必見カードである「みずほマイレージクラブカード/ANA」について解説しました。
正直、このカードの最大のメリットは、ANAマイルへの0.7倍の交換機能です。
そもそもANAカードですらないですし(笑)、普通に使ってANAマイルが貯まる!ってカードではありませんので、そのメリット・デメリットを良く理解した上で利用するカード・・って感じですかね。
そしてこのカード、特にポイントサイト案件もありませんし、上記のとおりANAカードでもないのでマイ友(会員紹介)プログラムも利用できません。
こちらの公式ページから、ひっそりと(笑)発券しましょう。
以上、分かったようでよくわからない、みずほマイレージクラブカード/ANAとそのメリット・デメリットについてご紹介しました!
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私は普段の生活にちょっとの工夫をするだけで、年間50万ANAマイルを貯めています。え・・そんなにマイル貯まるの?と興味が湧いた方は、ぜひこちらも併せてご覧ください。
当ブログにアップされている、年間50万ANAマイル貯めて特典航空券を発券する方法、マイルの価値、そしてマイルの使い方は、以下にまとめています。順に読んで行くだけで、陸でマイルを貯める方法が誰でも簡単に理解できます。