愛媛県松山市へ、鯛めし食べ比べという究極の贅沢グルメ旅に行ってまいりました。
松山は道後温泉に松山城など観光地も豊富ですし、鯛めしやじゃこ天などのグルメも豊富ですので・・フラッと日帰り観光するのにはぴったりの都市だと思いました(笑)。
あ、当然ですが陸マイラーですのでフライトは陸で無料で貯めたマイルを使った往復ANA特典航空券ですので、交通費の支払いは空港施設使用料(約1,000円)のみ。
国内旅行でその費用の大半を占める「交通費(フライト料金)」がほぼ無料ですので・・。
天気が良い予報の土日とかで、国内ならほぼどこでも(特典航空券の空席があれば)旅行し放題!なのが、陸マイラーの最大の魅力と言って良いでしょう!!
ということで、前日に確保した特典航空券で行く、松山鯛めし人気店食べ比べ旅行記をご紹介します!
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目次
ANA特典航空券で松山へ
ということで(笑)まずは前日に特典航空券を物色しますと・・。
松山までの特典航空券に空席を発見(笑)。旅客施設利用料880円+12,000ANAマイルで特典航空券が発券できました。
ANAマイルは陸で無料で貯めているので、たった880円で往復航空券を発券できたことになります。
これが陸マイラーの強み・・ですね。
で、空港に着いてやることといえば・・まずはラウンジへ訪問ですよね(笑)。
2020年にSFC(ANAスーパーフライヤーズカード)を取得したので、国内線のANAラウンジなら基本無料で使えるのは本当に大きいな・・。
とりあえずビール飲んでまったりします。
これで空港施設利用料の元はとったようなもんだ・・。
飛行機は、ANA国内線短距離路線といえばこれ・・のボンバルディアQ400(通称ボンQ)です。
MRJ(三菱リージョナルジェット)が予定通り完成していれば、ボンQもMRJに更新された・・はずなので、なんか複雑です。
ということで、ブイーンと松山へ。
フライト時間は約1時間ですので、めちゃくちゃ気軽に松山まで行けてしまいます。というか、超近いです。
松山空港到着です。
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松山鯛めし「秋嘉」(あか)
ということで・・超絶身軽なので(笑)サクッとリムジンバスで松山市内に移動します。
到着したのが12時ですので・・まずは昼食で愛媛名物「鯛めし」を攻めていきます。
- 今治市など東予地方では、タイをまるごと米と一緒に炊き込み、炊きあがった後でタイの身をほぐし、ごはんとまぜて食べる。タイの旨味がごはんに染み込みタイの身の弾力と合わさり、とても美味しい。
- 宇和島市、西予市など南予地方では、タイの生の切り身を、醤油、みりん、卵、ゴマ、だし汁をあわせたたれに漬け込み、たれごと熱いごはんにかけて食べる。
- 歴史的に、中予地方においては、松山市北条地区に象徴されるようにタイを炊き込むタイプのものが主流となっていたが、現在では両方の食し方の影響を受け両方のタイプの「鯛めし」を扱う店舗がある。
ちなみに、上記のとおり(出典:農林水産省HP)中予・東予地区(松山・今治等)では歴史的にタイの炊き込み飯風鯛めしが・・。
そして、南予(宇和島等)ではタイの生の切り身を卵醤油タレでご飯にかけて食べるタイプの鯛めしが・・。
それぞれ主流です。
そして、これがどっちも美味しいんですよね!!
で、まずはやってきたのは、中予・東予地方の「炊き込み風鯛めし」の・・多分一番の有名店かな?
「秋嘉(あか)本店」さんです。
この「本店」は松山城下の通称「ロープウェイ街」にあります。道後温泉アーケード内にも店舗があるので、スケジュールに応じて使い分ければ良いと思います。
この日は平日の13時過ぎでしたが・・この行列(笑)。
この行列で、大体30分待ち・・というところです。日差しを遮るものがないので、行列に並ぶ場合は帽子や日傘などは必須だと思います。
ということで、きっちり30分程度待って・・入店です。
店内にはカウンター席もあるので、一人でも入りやすいのが良いですね!
で、ご注文ですが・・前述の「炊き込みタイプの鯛めし膳(松山鯛めし)」と「お刺身のタイをタマゴ醤油だれにつけてご飯にかけるタイプ(宇和島鯛めし)」両方ともメニューにあるのですが・・。
ここ秋嘉さんは松山鯛めしの名店なので、ここは迷わず「松山鯛めし膳」をチョイス。
待っている間にとりあえずビール。
入店待ちの行列が直射日光バリバリなので、これは沁みる・・。
あ、暑い時期に行列に並ぶ際は飲み物の持参をおすすめします。
そして、程なくすると・・。
まずは「鯛めし」の前に、お膳の各種お料理が届きます。鯛めしは炊き込みご飯なので時間がかかりますから、まずは料理を食べて待っておく・・って感じですね。
天ぷら。
カラッと揚がってますね・・。
鯛のお刺身。
プリップリすぎる・・しかも1枚は普通のお刺身、もう1枚は皮を霜引きにしているのが芸が細かすぎる・・。
鯛めしの薬味と、謎のお惣菜。
謎のお惣菜はなんなのかよくわかりませんでしたが、めちゃ美味しかったです(笑)。
そして、お膳料理を食べていると・・熱々の「松山鯛めし」が到着!!
湧き上がる湯気がお見せできないのが残念ですが。これは美味しそうすぎる・・。
まず、鯛の香りがめちゃくちゃ鮮烈で・・しかも鯛の身の入りっぷりが半端ない。米8:鯛2くらいぶりぶりに鯛が詰まってます。
ちなみに、松山鯛めしの食べ方は・・。
上記のとおり、「①まずはそのまま」「②薬味を乗せて」「③最後はお茶漬けで」という・・名古屋名物ひつまぶしのような食べ方が推奨されています。
ということで、まずはそのまま・・。
これは美味しすぎる・・というか、鯛の炊き込みご飯なんて美味しくないはずがない(笑)。
想像以上の鯛の身が混ぜ込まれており、香り高く炊かれた鯛めしはこれは絶品すぎだ・・。
えーっと、多分想像の3倍は美味しいです。この鯛めし(笑)。
2杯目からはこちらの薬味を添えて・・とのことでしたので試しましたが・・。
これも美味しい。左の器に入っているのが大根菜、もろみ。右の器が三つ葉、わさび、練り梅です。
そして、最後に卓上に用意されている海苔、あられに三つ葉などの薬味を加え、お出汁をかけてお茶漬け風にいただくわけですが・・。
これも美味しいのですが、完全に出汁の味になっちゃうのがちょっと残念ですかね。
正直、そのまま食べる&味変で薬味で食べるのがおすすめです。個人的にですが(笑)。
いやー、まずは松山鯛めし美味しかった・・。
これはこのあとご紹介する宇和島鯛めしと合わせ、必食ですね!!
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松山城&道後温泉
松山鯛めしを堪能したあとは・・そのままロープウェイ街を北上し、松山城を目指します。
ご覧のとおり、ロープウェイが楽ですが・・。
別に、普通に歩いても登れます(笑)。
どうですかね・・約30分!とかって看板もあってちょっとビビるのですが、普通の大人の方なら、15分〜20分程度・・って感じです。
松山城天守閣着。
まあまあの急坂なので、足に自信がない方は、ロープウェイなどを利用した方が無難だと思います。
しかしいい眺めですね・・。
松山の城下町から海まで一望できます。こんなお城に生まれて、生まれた時から殿様って身分だったら、どういう人生なんでしょうか(笑)。
続いて、道後温泉駅へ。
松山城から道後温泉は、市電で数駅程度、歩いても約45分くらいです。かなり近いですね。
道後温泉に来たのは・・約20年ぶりくらいかな??めちゃ久しぶり感がありました・・。
こちらが、道後温泉のアーケード街。
先ほどご紹介した松山鯛めしのお店「秋嘉」や、右に見えますこちらも有名な鯛めしのお店「かどや」さんなど、鯛めしの有名店はほぼ揃っているので、こちらで昼食&夕食ってのもありですね。
で、道後温泉でスパッと入浴。気持ち良すぎる・・。
あ、この道後温泉いつでも誰でも入浴可能!ってわけではなく、人数制限があるので・・待ち時間ありの場合整理券をもらって待機の必要があります。
時間がない方などは、ご注意を。
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松山駅弁「醤油めし」
道後温泉を満喫した後は・・。
道後温泉からも空港行きのリムジンバスは出てますが、あえて市電を使ってJR松山駅へ。
わざわざJR松山駅まできた理由は・・。
こちら、松山駅名物の駅弁「醤油めし」をお土産に購入するためなんです(笑)。
この駅弁「醤油めし」は、松山駅向かって左にある「Kiosk 松山銘品館」で販売されています。
あ、「醤油めし」ってのも愛媛の郷土料理でして、簡単にいうと「鶏肉の醤油味炊き込みご飯」なんですよね。
この鶏肉の炊き込みご飯が、鶏肉の味が濃厚で美味しすぎるんです・・。
この醤油めし、販売開始はなんと1938年!ということで、なんと約90年を誇る歴史と伝統の重みある駅弁です。
個人的に、「歴史と伝統ある駅弁こそ最強」だと信じているので、これはもうお土産に買って帰るしかありません!!
ですが、この醤油めし、実は、2018年に販売元の「鈴木弁当店」さんが廃業し、一回その販売が途切れちゃっています。
その後、JR四国の子会社である四国キヨスクとステーションクリエイト東四国が岡山駅の駅弁業者である三好野本店に依頼し「醤油めし」を復活させて、現在に至る・・というこれまた歴史あるお弁当なんですよね。
このため、包装紙の右上には「鈴木弁当店監修」の表記があります。
醤油めしを無事購入して・・・。
夕方近くなってきたので、JR松山駅前からリムジンバスで空港に向かいます。
空港までは約15分ですね。
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宇和島鯛めし「かどや」
さて、空港に到着して・・松山城まで歩いたり道後温泉まで歩いたりしてお腹も空いたので・・。
夕食は、「鯛めし食べ比べ」の第二弾として、これまた鯛めしの名店「かどや」さんの松山空港店に訪問です。
この「かどや」さんは宇和島、松山を中心に東京にも店舗を構える宇和島鯛めしの名店でして・・。
空港の店舗は基本昼休みなく朝10:00から最終便の出発時間前まで営業しているので、宇和島鯛めしを食べたい!!って方には、かなり計算できる店舗です(笑)。
逆に、松山鯛めしはメニューにないので、松山鯛めしは市内で食べるのがおすすめです。
そして、一押しメニューは・・。
こちらの「宇和島鯛めし」。とりあえず宇和島鯛めし!って方は、こちらを注文しておけば間違いがないと思います。
そして、後から考えるとこれもありだな・・と思ったのが、こちらの「さくらひめ膳」。
なんと、宇和島鯛めしと、同じく愛媛県の郷土料理「さつまめし」を一緒に楽しめてしまう究極コンボなんです・・。
あ、「さつまめし」っていうのは、新鮮な鯛の身を焼いてすり鉢で伊予の麦味噌と丁寧に混ぜて出汁で伸ばしたとろろっぽいお汁を、ご飯にかけていただく料理です。
どうせなら「鯛めし系」を完全制覇したい!!って方には、この最終兵器(笑)はありかと。
で、私が注文したのが・・こちら、「宇和島づくし鯛めし膳」です。
宇和島鯛めしと宇和島の郷土料理3品がセットになった、個人的一押しメニューですね。
で、こちらが「宇和島づくし鯛めし膳」ですね。
左上にあるお櫃に熱々ご飯が・・多分軽く3膳分くらいは入っていますが・・まずは宇和島名物の郷土料理3品を頂いていきます!
左から、「ふくめん」「じゃこ天」「ふかの湯ざらし」ですね。
真ん中のじゃこ天は良いとして、「ふくめん」と「ふかの湯ざらし」って何?って感じかと(笑)。
まず、「ふくめん」ってのは宇和島藩の伝統料理ってことで、ご覧のとおり甘辛く煮付けた糸こんにゃくの上に・・。
紅白の「でんぶ」やネギなどを散らした料理です。白い「でんぶ」の中に混じっている黄色いのはみかんの皮ですね。
正直、多分めちゃ手間がかかる料理だと思いますが、みかんの皮の爽やかな香りも相俟ってこれは美味しいですね・・。
あ、あとは「ふかの湯ざらし」は、「ふか」ですからサメを煮た切り身の酢味噌あえなんですが・・これまたサメの下処理がめちゃくちゃ行き届いており、全く臭みがなく美味しい。
え・・サメ(鮫)って臭くないの・・とちょっと身構えるところですが、全く臭くなくこれは本当に美味しいですね。
ということで、郷土料理3品を堪能したところで・・。
本命の「宇和島鯛めし」を頂いていきます。こちらの生の鯛のお刺身と海藻、大葉を・・。
こちら、生卵とタレが合わさった器に入れて・・。
かき混ぜて熱いご飯にかけて食べます。
え、海藻とか大葉って飾りじゃないの?
って思ったんですが、こちらの説明書にもそう書いてありますし、お店の方もそうおっしゃっていたので、全部入れました。後悔はしていません(笑)。
全部混ぜて、ご飯にかけたものがこちら。
これは・・うま!!
これは例えるなら最高級のTKG(卵かけご飯)ですね。絶妙の味付けの甘めのタレで味つけた最上級の生タマゴに、これまた最上級の鯛の刺身・・。
これは、美味しくないわけがない。
またこれ大葉や海藻を一緒に入れることで大葉の爽やかさや海藻の磯の香りが楽しめて最高だ・・。
TKGなんでさらさらといただけるので、多分お櫃には茶碗3杯くらい分のお米が詰まってますが、完食余裕だと思います。
いや・・これ食べに行くだけでも松山に行く甲斐ありますね。
いやー・・宇和島鯛めし・・。
噂に違わず美味しゅうございました!!
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松山空港ANAラウンジ
ということで、松山鯛めし&宇和島鯛めしを満喫!
駅弁「醤油めし」とじゃこ天をお土産に購入し、さらに松山城観光、道後温泉を満喫したので・・あとは出発までANAラウンジでまったりコースです。
空港で飲み放題でリラックスして仕事できる空間があるって・・最高ですよね(笑)。
ということで、出発までビール飲みながらWebチェック&ブログ更新です。
ここ松山空港ANAラウンジは・・ぶっちゃけ羽田便、伊丹便の方の専用ラウンジって感じで、特に羽田便の出発前だけ混雑しますが、その他の時間はほぼ平和・・ってラウンジでした。
ラウンジの雰囲気は、安定のANAラウンジです。
ANAラウンジ使い放題のSFC・・これまであまり重要視していない時期もありましたが、やっぱり最高ですね・・。
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松山駅弁「醤油めし」
ということで、いろいろすっ飛ばして(笑)本拠地名古屋に帰還したら・・。
当日中が賞味期限の、「醤油めし」を家族で夜食でいただきます。
ジューシーな鶏出汁で炊き込まれた炊き込みご飯は・・絶品ですね。
90年間の歴史の重みを感じます。
特に美味しいのが、この鶏ですね。
やばいくらいジューシーで、ご飯と一緒にいただくと最高すぎる・・。
ごちそうさまでした(笑)。
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まとめ
以上、日帰りで行く松山鯛めし名店食べ比べ旅行記をご紹介しました。
で、肝心のどっちがおすすめかと言いますと・・個人的には引き分けですかね。
えーっと、簡単にいうとこの「松山鯛めし」と「宇和島鯛めし」は、ジャンルが全く違うんですよね(笑)。
炊き込みご飯とTKG(卵かけご飯)のどっちが美味しいか?ってそれは比べる土俵が違う・・ってのはなんとなくお分かりいただけるかと。
松山市内で「松山鯛めし」は食べられますし、帰りのフライト前に空港で「宇和島鯛めし」も食べられるので、1日でも「どっちも食べる」ってのが正解だと思います。
あ、あとはJR松山駅の駅弁「醤油めし」もおすすめですね。
ということで、こんな感じでふらりと半日松山観光&グルメ・・なんてのが楽しめるのが、陸マイラーの醍醐味です。
陸マイラーに興味が湧いた方は、以下の関連記事もぜひご覧ください!!
貯めたマイルでハワイに無料で行ける!陸マイラーのはじめ方はこちらから
私は普段の生活にちょっとの工夫をするだけで、年間50万ANAマイルを貯めています。え・・そんなにマイル貯まるの?と興味が湧いた方は、ぜひこちらも併せてご覧ください。
当ブログにアップされている、年間50万ANAマイル貯めて特典航空券を発券する方法、マイルの価値、そしてマイルの使い方は、以下にまとめています。順に読んで行くだけで、陸でマイルを貯める方法が誰でも簡単に理解できます。