私が陸マイラー活動をスタートする際に最も疑問だったこと。
それが「ANAマイルの価値って、一体いくらなの?本当に、マイルを貯めることってお得なの?」ってことでした。
例えば、各種ポイントサイトで貯めた1円分のポイントは、普通に現金交換したら当然1円の価値で使えるわけですが、ANAマイルに交換した場合、最も交換率の高い「みずほルート」での交換でも1円=0.7ANAマイルにしか交換できません。
つまり、10,000円分のポイントは、7,000ANAマイルにしか交換できないってことです。
これ、なんか見た目上の数量だけ見ると、目減りしているように見えますよね(笑)。
つまり、この7,000ANAマイルは、実際に10,000円以上の価値で使えないと、マイルに交換しても損する!ってことです。
でも、マイルを1マイル=1.43円(10,000円➗7,000ANAマイル)以上の価値で使えるなら、少なくとも10,000円分の価値という計算になる(笑)ので、マイルに交換した方が得!ってことになります。
マイルの価値は、一体何円なのか?
実際にANAマイルを貯めて、利用して実感した本当のマイルの「価値」について解説します。
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目次
ANAマイルの価値とは
ということで、個人的に疑問だった「ANAマイルの価値」。
陸マイラー活動スタート前は、一体1ANAマイルはいくら以上の価値があるのか?なーんて貨幣的な価値でばかり考えていました。
でも、陸マイラーとしてファーストクラスやビジネスクラスへの搭乗、完全無料でのANAプラチナ会員&SFC取得などを達成した現在は・・。
ANAマイルの本当の価値は、実は貨幣的な価値を超えたところ・・というか、別次元にあると思っています。
具体的には、以下の通りですね。
- ファーストクラス、ビジネスクラスなど「夢」の上級クラスに本当に乗れる
- ANA上級会員・SFCカードなどに無料で手が届く
- フライト料金を気にせず旅行できるようになる
個人的に一番大きいのは、ファーストクラス、ビジネスクラスなど「夢」の上級クラスに本当に乗れる!ってことです。
これ、実際に私が搭乗したANAファーストクラスの運賃です。
まさかの300万円ですよ?
こんなの、普通のサラリーマンやってたら、絶対に乗れないし、乗らないんです。
もちろん、お金を貯めれば乗ろうと思えば乗れるのかもしれませんが、ガチの自分の給料で貯めたお金で乗ろうとは・・資金効率的に普通思わないと思います。
私なら・・マイカーの購入代金に貯めておくか、住宅ローンの早期返済しますね(笑)。
ANAビジネスクラスも、上記の運賃では約55万円とファーストに比べればまだ許せる(笑)お値段ですが・・。
これまた資金効率的にチケットを自腹で購入しようとはなかなか思えませんね。
何しろ、エコノミークラスなら数万円で乗れてしまうんです。つまり、エコノミークラスを数時間我慢すれば、数十万~数百万支出が違うんです。
時給いくらの我慢なんだ?って感じですよね(笑)。
このように、ファーストクラス・ビジネスクラスなどの上級クラスの世界は、基本的には会社のお金でフライトできる人、または本当のお金持ちの方にしか、垣間見ることができない世界なんです。
少なくとも、普通考えればそんな簡単には超えられないものが間に横たわっている世界・・って感じですかね。
この普通なら「一度は乗ってみたい・・」と思っていても「夢」に過ぎないファースト、ビジネスクラスに・・。
陸マイラーで貯めたマイルがあれば、本当に乗れるんです。
これは、貨幣的価値を超えたガチで凄まじい価値です。
例えば上記のANAファーストクラスの場合、165,000ANAマイルがあれば本当に乗れます。というか、乗りました。(現在は、別途お高めの(笑)燃油サーチャージがかかる点だけはご注意を)
一応、1ANAマイルの価値は2,915,000円÷165,000ANAマイル=17.66円で使えるということです。
また、ビジネスクラスでも約8円程度では使える計算です。
当然、1マイル=1.33円以上というかそれどころではない価値で使えており、この時点ですでに貨幣的価値としても十分お得ですが・・。
あえて言えば、もう17.66円という貨幣的価値はどうでもいいです。
陸でANAマイルを貯めていなければ、少なくともANAファーストクラスやビジネスクラスは私にとって、うらやましいけど、実際にかなわない「夢」でしかなかった。
でも、陸でANAマイルを貯めたことで、ファーストクラスにも実際に乗りましたし、ビジネスクラスにも実際に乗れた。
例えば、ファーストクラスで世界一周!なんてことも、マイルがあれば本当にできてしまいます。(※コロナ終息後ですが(笑))
この「夢」が本当に実現するということ。
お金があっても、自分で稼いだお金なら普通は300万円出してファーストクラスなんて乗らないですよ。
でも、無料で陸で貯めたマイルなら、本当に抵抗感なく乗れてしまうんです。
これが、貨幣価値を超越したANAマイルの本当の価値だと思います。
そしてまずは、この価値を「価値」と感じられるかどうかが、ANAマイルの価値を考える上で大きなものさしになります。
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ANA上級会員にも無料でなれる
そして、もう一つ大きいのが、ANA上級会員やANA/SFC(スーパーフライヤーズカード)等、旅をグレードアップする各種サービスにも、無料で手が届くこと。
上記の「ANAスーパーフライヤーズカード」は、ANAプラチナ会員資格と同等のサービスが、カードの年会費を支払い続ける限り一生涯続く・・というカード、通称「SFC」です。
このカードの発券には、実際にANAプラチナ会員になる必要があるのですが・・。
ANAプラチナ会員資格を得るためには、実際のフライトが必要で、約50万円はかかる・・というのが定説です。
ただ、ANAマイルがあれば、このANAプラチナ会員にも無料で手が届いてしまいますからね。
SFCは、確かにあるとプレミアムチェックインカウンター、航空会社ラウンジの利用、手荷物重量の増量、手荷物の優先返却等、いろんな場面で優遇されるカードですが・・。
無いと困る!というカードではありません。
ということで、私の金銭感覚では、普通は50万円もかかるSFCなんてまず発券しないのですが・・。
無料で貯めたANAマイルがあったからこそ、挑戦しよう!という気持ちになれました。
私にとっては、例えばANAプレミアムチェックインカウンターは「出張族の方」「飛行機が好きなお金持ちの方」が立ち寄るところ・・という印象で、私にとっては無縁のカウンターでしたが・・。
こんな、年に数回しかフライトしない私でも、SFCのお陰で使い放題になりました。
このように、無料で旅をアップグレードできる!ってのも、貨幣的価値云々を超えた、非常に大きな価値だと思います。
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旅行が身近になる
そして、大量ANAマイルがあると本当に旅が身近になります。
実際には、旅に行きまくっているとホテル代や飲食代が嵩んで「陸マイラー貧乏」を誘発してしまい、実際にはあまりお得ではない(笑)んですが・・。
それでも、フライト料金を気にせず旅に出掛けられる自由度は、これまた貨幣的価値を超えた価値だと思います。
あ、陸マイラー貧乏を防ぐには、並行したホテルポイ活がおススメです(笑)。
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マイルの貨幣的価値に意味はあるか
そして、一応ANAマイルはこのようにANAセレクションでの商品交換や、フライト代金の支払やホテルの宿泊などに使える「ANAご利用券」への交換など、貨幣的価値として使う方法もあります。
が、多くの場合、1ANAマイル=1円程度の価値でしか使うことはできませんので、ほぼ、利用価値はありません。
というか、言い方を変えれば、ここまでご紹介したANA上級クラスへの搭乗や、上級会員資格の取得、またはフライト料金無料!・・以外の目的でマイルを貯める価値は、あえて断言しますが全くないってことです。
ポイントサイトのポイ活で貯めたポイントは、例えばTポイントに交換すれば1円=1Pで等価交換でき、さらに毎月20日にウエルシア薬局で1.5倍で使えたりするので・・。
ほかにも貨幣的価値でみれば、効率的な使い方はありますからね。
マイルの価値は、ここまでご紹介したとおり、普通に働いて稼いだお金では普通は考えもしない、上級クラスへの搭乗、上級会員資格の取得、または自由な旅行に利用してこそ、プライスレスな価値を持つんです。
逆に言えば、このメリットに価値は見いだせない!例えば家計の足しにしたい!なんて方は、ANAマイルを貯めるよりは現金化やTポイント化などの方がずっと価値が高い使い方になると思います。
当然、それが良い悪いではありません。価値観の違いの世界のお話です。
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まとめ
ANAマイルの価値は、まず純粋に貨幣的価値で換算しても、1.43円以上の価値はあります。
このため、1円=0.7ANAマイルの換算値であっても、交換する価値は十分にあります。
国内線でも、30,000円の航空券を15,000ANAマイルで発券すれば1マイル=2円の価値ですし、このくらいの価値では普通に使えます。
ただ、ANAマイルの真の価値は貨幣的価値とは別次元にあると思っています。
絶対に手が届かないはずだったファーストクラスやビジネスクラスに、乗ってみたいと思いませんか?ANA上級会員に、なってみたいと思いませんか?
もっと自由に旅行してみたいとは思いませんか?
この「夢」に本当に手が届くこと。そして、旅が身近になること。
これが、貨幣的価値を超えたANAマイルの真の価値だと思っています。
年間50万マイルを貯める。陸マイラーのはじめ方はこちらから
私は普段の生活にちょっとの工夫をするだけで、年間50万ANAマイルを貯めています。え・・そんなにマイル貯まるの?と興味が湧いた方は、ぜひこちらも併せてご覧ください。
当ブログにアップされている、年間50万ANAマイル貯めて特典航空券を発券する方法、マイルの価値、そしてマイルの使い方は、以下にまとめています。順に読んで行くだけで、陸でマイルを貯める方法が誰でも簡単に理解できます。