ダイナースカードを解約!気になる引き止めと解約時の注意点

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約1年間に亘り利用したダイナースクラブカードを、大変名残惜しかったんですが解約しました。

元々は入会キャンペーンを利用して大量のANAマイルを獲得することを狙っていたのですが、このカード実は年会費22,000円(税抜)とは思えないくらいメリットがあり、使っているうちにその便利さに気づく。そんなカードでした。

ただ、このカードにはキャッシュレス決済全盛の世の中なのに「このままで大丈夫か?」と思ってしまう致命的な欠点があり、残念ながら解約することにしました。

解約時の注意点と、気になる引き止め交渉についてご紹介します。

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ダイナースカードはスマホキャッシュレス決済に実質非対応

かなりメリットの大きかったダイナースクラブカードを解約した、最大の理由。

それはこれなんですよね。スマホのキャッシュレス決済に、ダイナースクラブカードは実質非対応※なんです。「Pay Pay」や「au PAY」などのバーコード型決済もダメですし、「Apple Pay」などの非接触型の決済もダメです。

(※追記:2020年4月~キャッシュレス決済(QuickPay)にやっと対応しました。もう少し早かったら解約しなかったのに・・。追記おわり。)

例外的にSuicaチャージなら利用はできますが、ご存知の方も多いと思いますがSuicaチャージの場合ダイナースの決済ポイントが貯まらないんです。つまり、利用実績としてカウントされないんですよね。

ダイナースカードをお持ちの方が追加で発券できるダイナースコンパニオンカード「TRUST CLUBプラチナマスターカード」ならマスターカードブランドですので利用できますが、今度はポイント還元率が200円=1Pとダイナースに比べて半減ですからね。

個人的に現金はほぼ持ち歩かない「完全キャッシュレス生活」に移行していますので、スマホ決済でポイント(マイル)が貯まらない!というのは正直致命的でした。

予定通り、入会キャンペーンではしっかり62,000ANAマイルを貯めることもできたので、残念ながら保有カードのラインナップから外すことにしました。

ダイナースカードが海外で「使えない」のは過去の話!コンパニオンMasterカード無料発行で「使える」カードに!

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ダイナースカードのメリット

さて、このダイナースクラブカードの実際に使って分かったメリットは、主に以下の3点ですね。

その他にもいろんなメリットはありますが、実際に使うことは全くありませんでした(笑)。

ダイナースクラブカードのメリット
  • 空港ラウンジが超充実
  • 充実の海外旅行保険
  • ハワイのLeaLeaトロリー1週間乗り放題

空港ラウンジが超充実

ダイナースクラブカードの最大のメリット言えばこれでしょう。なんといっても、超充実のラウンジサービスです。

しかも、いわゆる「カードラウンジ」とは違い、例えば上記「KALラウンジ」のような航空会社ラウンジとも提携しているので、国内外で1,000以上という驚くほど多くの空港ラウンジを利用することができます。

イメージとしては「プライオリティ・パス」に近いのですが、場所・空港によってはプライオリティ・パス以上の提携ラウンジがあったりするので、22,000円(税抜)という年会費以上の価値があるサービスでした。

特に利用する予定が無くても、財布に1枚入れておけばちょっと時間ができた場合に優雅にラウンジが利用できる。その安心感は半端ないものがありましたね。

本当にこのメリットのためだけにこのカード継続しようか?と考えるほど、便利でした。

セントレア(中部国際空港)KALラウンジ訪問記

充実の海外旅行保険

次のメリットが、充実の海外旅行保険です。

年会費が高額のカードですので海外旅行保険の自動付帯は当然といえば当然なんですが、それでも疾病・傷害補償の金額は各カード毎の保険金額が合算で補償されるので、額が多いのに越したことはありませんからね。

海外旅行保険はクレジットカード付帯保険で十分?チェックすべき注意点3つ

ハワイのLeaLeaトロリー乗り放題

3つ目のメリットがこちらですね。

ハワイ・ホノルルのHIS運航のトロリー「Lea Leaトロリー」に1週間乗り放題です。実際はずっとレンタカーを借りていましたので利用はしませんでしたが、場合によってはLeaLeaトロリーにも乗れる!というのは精神的にはかなり余裕が生まれました。

実際の乗車には乗車券が必要となり、ロイヤルハワイアンセンター3FのLeaLeaラウンジまで取りに行く必要はありますが、このラウンジ滅茶苦茶便利な立地にありますので、取りに行くことは何の支障もありません。

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解約時の注意点

では、実際に解約するにあたって私が実際に注意した点を簡単に解説しておきます。

解約時の注意事項
  1. 年会費発生ギリギリまで使う
  2. ポイントを使い切る
  3. 自動決済サービスを新カードへの決済に切り替え
  4. 追加カードも同時解約

①年会費発生ギリギリまで使う

ダイナースクラブカードは、上記のとおり「持っているだけ」で国内外1,000もの空港ラウンジを利用することができる超絶便利なカードです。このため、できる限り年会費発生ギリギリまでは持っておきたいですよね。

ちなみに、ダイナースクラブカードの年会費は、カード有効期限月の翌月10日に引き落とされます。

つまり、有効期限月の15日までに解約すれば翌年の年会費はかかりません。解約する場合は、年会費高額のカードですのでできればこの期限ぎりぎりまで利用した方がお得ですね。

②ポイントを使い切る

次に、貯めたポイントを全て使い切っておきましょう。

私のような陸マイラーの場合、ANAをはじめとした航空会社のマイルへの交換が最もお得だと思います。ただ、2020年2月1日から、ANAを除く航空会社へのマイルの交換はなんと2P=1マイルへと半減してしまいましたので、交換はANAマイル一択だと思います。

なお、ダイナースポイントをANAマイルに交換できるのは年間40,000マイルまでと上限が決まっていますが、この年間上限額は12月20日に一旦リセットされるんです。

このため、前年12月20日までにANAマイルに40,000マイル交換しておけば、1年分の年会費で最大80,000ANAマイルまで交換することができます。

ただ、ポイントをANAマイルに交換するために必要な「ダイナースグローバルマイレージ」の参加費6,000円(税別)は、前年と当年の2年間分掛かりますので、その点だけはご注意ください。

【改悪】ダイナースポイントのマイル移行率がまさかの半減!ANAマイルは大丈夫?

③自動決済サービスを新カードへの決済に切り替え

次に、結構忘れがちなのがこちらですね。

例えば電気・ガスのような公共料金、アプリの月額利用料などの毎月の自動決済(引落)サービスを利用中の場合は、忘れずに新しいカードに変更しておきましょう。

忘れてしまうと最悪未払いとなってしまいます。対象サービスから「カード決済ができない」との連絡が来るのがかなり遅くなることも多いので、変更忘れには特に注意してください。

④追加カードも同時解約

最後の注意点がこちらですね。

メインカードの解約と同時に、当然のことながら追加カードも同時解約になります。例えば家族カードや、上記のとおりダイナースクラブコンパニオンカード(TRUST CLUB プラチナマスターカード)も解約になります。

コンパニオンカードである「TRUST CLUBプラチナマスターカード」はほぼ「なんちゃって」プラチナカードなので特段のメリットはないんですが、「Boingo Wifi」という世界中で使えるWifiスポットのサービスがあって、例外的にこれは「あると便利」なサービスだったのですが・・残念ながら一緒に解約になります。

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解約方法

さて、このダイナースクラブカードの解約ですが、電話でしか行うことができません。

電話番号
  • 0120-074-024
  • 月~金曜日8:00~20:00
  • 土曜日8:00~18:00
  • 日・祝・12/31~1/3は休み

上記のコールセンターに電話してください。なお、自動応答サービスでは解約はできず、必ずオペレーターとの会話が必要になります。

引き止めはあったのか?

結論から申しますと、「引き止め」はありました

これ、ダイナース特有のオペレーションだと思いますが、退会したい旨を告げるといきなり退会理由を聞かれるんですよね。

私の退会理由は当然のことながら「キャッシュレス決済の使い勝手が悪い」こと。これを告げると・・理由として多いんでしょうね、少しお待ちください・・とのことで一旦保留に。

引き止め条件
  • 本日から3か月以内に15万円の利用で10,000ボーナスポイント
  • ボーナスポイントの付与は年会費課金後

私に提示があった引き止め条件が上記のとおりでした。

かなりマイラーを意識したスクリプト(原稿)があらかじめ用意されているようで、「15万円で10,000Pは通常100万円利用した際にもらえるポイントと同じ」「ANAマイルに交換すると10,000マイルになる」といったことをかなりグイグイと押されました

ただその代わり年会費がさらにもう1年分、22,000円(税抜)かかってしまいますからね・・。今年度は海外旅行の予定もほぼ限定的でダイナースクラブカードの出番も少なそうだったので、結局解約することにしました。

私は実は年会費発生まで残り約1か月強あったのですが、「では、年会費発生までのもう1か月間だけお使いいただくわけには参りませんか?」との案内があるなど、解約にはかなり強めの引き止めがありますね。

そしてこの引き止めトーク、「もう1年、使ってみようかな」と思わせるかなり練られたトークになってます。

解約当日に迷ってしまわれないように、どの程度の条件が提示されればもう1年使っても良いのか?また、次年度のダイナースクラブカードの利用シーンの有無などを事前にシミュレーションしておくと良いかもしれませんね。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?

ダイナースクラブカード解約時の注意点や、解約時の引き止め条件などの実際の体験談をご紹介しました。

入会キャンペーンで大量マイルを獲得したような、前年の利用金額が多いユーザーは、場合によってかなり強めの引き止めがあります(※)ので、事前に絶対に退会するのか?引き止めを検討する余地はあるのか?について考えをまとめておくことをおすすめします。(※引き止めが無いことも当然あります。絶対を保証するものではありません。)

このダイナースカード、当初は入会キャンペーンで手に入る大量ANAマイルが目当てだったんですが、ステータスカードとして所有する満足度も高く、空港ラウンジも充実しているなかなか良いカードだったと思います。

これでキャッシュレス決済に対応していればもう1年くらい使っても良かったんですが・・個人的にはこの使いづらさはちょっと我慢なりませんでしたね。(※2020年4月~キャッシュレス決済に対応しました。)

以上、ダイナースクラブカード解約の顛末をご紹介しました。

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