エコノミークラスとビジネスクラスの違いとは?差額分の価値がある「究極のサービス」を解説!

ビジネスクラスに搭乗したことってありますか?

ビジネスクラスでの海外出張が許可されている会社で勤務している方などを除き、ビジネスクラスには乗ったことがない!って方がほとんどなのではないかと思います。このため、凄い凄いとは聞くけど、実際はどんなサービスが受けられるのか?よくわからない、って方も多いのではないでしょうか。

そしてこれ私も実際に搭乗して実感しましたが・・・エコノミーとは全然違います(笑)。全くの別世界です。この別世界をまた味わいたい!っていうのが、私の陸マイラー活動のモチベーションにもなっています。

エコノミークラスとビジネスクラスのサービスの違いを、出発から目的地到着までのサービスを比較をしながらご紹介します。

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チェックイン:専用カウンターで行列回避

まず、空港に到着したらチェックインカウンターから大優遇されます。

このようにエコノミークラスのチェックインカウンターは大行列なことが多いんですが、ビジネスクラスはこの大行列を横目に専用カウンターで悠々とチェックインができます。

ね?ガラガラです。ほとんどの空港でほとんど並ばずにチェックイン可能です。

エコノミークラスはこのようにチェックインカウンターでの大行列ということも珍しくないんですが、ビジネスクラスならそんな心配はありません。行列を尻目に、専用カウンターで優先チェックイン

これ、いきなりテンションが上がる嬉しいサービスです。

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ラウンジ:食事・ドリンク飲み放題の高級空間

チェックインカウンターで預け入れ手荷物を預けて、出国審査も完了したら、後は免税店をのぞいたり、飲食店で食事して・・こんな感じの待合ロビーで出発まで待つというのがエコノミークラスの出発までの過ごし方だと思います。

一方、ビジネスクラス搭乗者が、真っ先に向かう行先があります。それが、航空会社のビジネスクラスラウンジです。

例えば、こちらは羽田空港のビジネスクラスラウンジ「ANAラウンジ」です。

ラウンジ内は、こんな感じの超絶素敵な待合スペースがあり、出発まで滅茶苦茶寛げます。

さらに、当然ながら軽食やおつまみが食べ放題。

生ビールをはじめとした各種ドリンクも飲み放題。まさに「夢の空間」です。

羽田空港ANAラウンジが凄い!食事&ドリンクの内容&ラウンジの場所をご紹介

2019年1月7日

セントレア(中部国際空港)国際線スターアライアンスラウンジ訪問記

2019年12月27日

個人的には、この航空会社ラウンジに滞在することが楽しみでいつも飛行機の出発の3時間以上前に空港に来てしまっています。それほど、ビジネスクラスラウンジは滅茶苦茶魅力的だと思います。

正直、ソフトドリンクが飲み放題程度のカードラウンジとは雲泥の差です。

また、ラウンジによってはこのようなシャワー設備があり、搭乗前にさっぱりシャワーを浴びてから搭乗することもできます。このように、エコノミークラスとビジネスクラスは搭乗前から既に圧倒的な違いがあるんです。

優先搭乗サービス&ウェルカムサービス

ラウンジで出発までの時間をゆったり満喫したら、通常出発時間の約30分前に航空機への搭乗開始です。ここで、ビジネスクラスの搭乗者は「優先搭乗サービス」を受けることができます。

「え・・・飛行機のあんな狭苦しい機内なんて、一番最後に入ればいいよ」という感想を持たれる方もいるでしょう。また、中には「優先搭乗なら早く搭乗できて、頭上の荷物入れに早く荷物が入れられていいな」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

でも、ビジネスクラスの機内は、エコノミークラスと違い超絶ゆったりできる広々空間です。また、座席の占有面積が広いので、頭上の荷物入れの争奪戦なんて絶対に起こりません。「ではなぜ、優先搭乗するの?」その答えですが、ビジネスクラスの乗客には機内で実はエコノミークラスには内緒の「ウェルカムサービス」があるんです。

優先搭乗しないとウェルカムサービスが受けられませんからね。さらに、座席も「ずっと座っていたい」と思うほど快適ですので、この優先搭乗サービスはかなりメリットを感じるサービスです。

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ウェルカムドリンクサービスはビジネスクラスの特権

機内に搭乗後、エコノミークラスの場合シートベルトのチェックがあって、しばらくすると特段何のサービスもなく離陸・・って感じですよね。もちろん、それが普通です。

一方、ビジネスクラスの場合、まず、担当のCAさんからの搭乗者である私の名前を呼んでの丁重なご挨拶があります。「○○様、いつもご搭乗ありがとうございます。」「本日の担当の○○です。目的地まで、何卒よろしくお願いいたします。」って感じですね。これも地味ですが一人ひとりの名前を呼んでの挨拶は、結構大変だと思いますので嬉しいサービスです。

そして、その後にウェルカムドリンクのサービスがあります。(※ANAのアジア路線など、短距離路線によってはない場合もあり)ウェルカムドリンクは、水かジュースかシャンパンか、が一般的です。

もちろん、私はシャンパンを頂くのがド定番(笑)。

ANAの場合、安全上の理由でこんな感じのプラコップでの提供になりますが、嬉しいサービスであることに変わりはありません。

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シート:広々&フルフラットも

そして、長時間のフライトで快適性を左右することになるのが、なんといっても座席(シート)です。

エコノミークラスのシートピッチといえば、このくらいのシートピッチが一般的ですよね。何度見ても狭苦しい・・人によっては「見たくもない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

一方、ビジネスクラスのシートは、こんな感じのフルフラットになる超個室型のシートが一般的です。

かなりパーソナル感が高く、さらにフルフラットになることで、なんと機内で足を伸ばして横になって熟睡できるんです。これ、ヨーロッパ路線などの長距離路線では、圧倒的なメリットです。

私、個人的に横にならないと一睡もできないので、エコノミークラスの長距離便はまさに「苦行」だったんですが、このフルフラットシートに巡り合って、「飛行機では眠れない」という固定観念を完全に破壊されました。

完全に爆睡できます。凄すぎです。

フルフラットシート以外のちょっと古い機材には、上記のような「ライフラットシート」(170度程度まで傾斜するシート)もありますが、もちろん、これでも十分です。余裕で眠れます。

ライフラットシートとは何か。寝れない、ずり落ちると噂のビジネスクラスシートの実力を検証する

2018年9月12日

中には、このくらいにしか傾斜角度のないビジネスクラスシートも残ってはいますが、それでも、窓の前後のピッチを見てください。窓2つ分以上のスペースがあることがお分かりでしょうか。

エコノミークラスをもう一度ご覧いただくとお分かりのとおり、前後の間隔は窓1つ分です。

とにかく、圧倒的にスペースがあり、前後の間隔が広い。それがエコノミークラスの狭苦しい座席とは違う、圧倒的な快適性を生み出すのです。正直、一度ビジネスに乗ってしまうと、もう長距離路線ではエコノミーには戻れないかも・・。それくらい、シートの快適性に圧倒的な差があります

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機内食:フルコースが食べられる

そして、なんといってもの超お楽しみ

人間の5大欲求のうち、最も大きなウェイトを占める「食欲」を極限まで満たしてくれるのが、ビジネスクラスのお食事です。とにかく、エコノミークラスって何だったの?ってくらい、食事が凄すぎるんです。

これは、ANA羽田ーシンガポール便NH841便の洋食コースのメイン「牛フィレ肉のステーキ 佐原産最上白味醂と醤油の香るソース」です。いいですか?これ、レストランとかじゃないんです。機内です。飛行機の上で食べている食事だと思いますか?

こちらが、上記のメイン料理の前に提供される洋食コースのアミューズ(おつまみ)と前菜です。

アミューズ、前菜、メインの順番で提供されるんです。もちろんこの後デザート&コーヒーですからね。3回以上に分けて、こんな感じの高級な陶器の器で提供ですからね。どこの高級レストランだよって感じです。

洋食に続き、次はビジネスクラスの和食のご紹介も。ご紹介するのは、デュッセルドルフー成田のNH210便。まずは、洋食と同じくアミューズ(おつまみ)から。

そして、前菜と煮物、小鉢。

そして、メインのお食事です。どうですか?もう凄すぎませんか?

ちなみに、ヨーロッパ便などの長距離便ではなく、短距離便だと上記のような「コース」での提供ではなくワンプレートでの提供です。こちらが、ANAの短距離便の和食です。

これが、ルフトハンザのヨーロッパ内短距離便の昼食。とにかく、きれいで美味しそうですよね。

ちなみに、エコノミークラスの食事って言えば、こんな感じのプラスチックのトレーに乗った機内食ですよね。もちろん美味しいんですが、もう見た目から味、内容まで完全に段違いの食事が提供される。それがビジネスクラスなんです。

もちろん、このように特にANAをはじめとした日本の航空会社の食事はエコノミークラスであっても美味しい!と、私自身思います。

が、これがいわゆる「クラスの差」ですね。そもそも勝負している土俵が違いすぎて、比べるべくもない。それくらい、ビジネスクラスとエコノミークラスの食事には天と地ほどの差がありますね。

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ドリンク飲み放題/軽食食べ放題

そして、機内では食事に合わせた各種高級ワインやシャンパンなどが飲み放題です。

乗客一人あたりのCAさんもエコノミークラスとは比べるべくもないほどいらっしゃるので、エコノミークラスでは畏れ多くて使えないCAさん呼び出しボタンも全然押してOKです。

シャンパンなどが飲み放題。アルコール好きにはたまりません。

そして、当然ながら軽食も好きな時間に食べ放題

左が、ANAの一風堂ラーメン「ソラトン」。右が、一風堂コク極まる味噌ラーメン「大地」です。いつでも、好きな時間に、好きなドリンクと軽食を注文できます。

もう・・凄すぎです。

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到着後は優先手荷物ピックアップサービス

ビジネスクラスの機内サービスを堪能して、「飛行機から降りたくない」ほどの感動を味わった後、到着後の空港でも優先サービスが受けられます。

それが、手荷物の優先ピックアップサービスです。

これ、意外に便利で、税関申告やその後の帰宅など、他の乗客よりも先に行動できるので混雑する前に抜けてしまうことができるんですよね。とにかく「待つ」ことをさせない、超優遇サービスが、最後の最後まで受けられます。

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エコノミークラスとビジネスクラスの価格差

目的地(往復) エコノミー ビジネス
ハワイ 約12万円 約22万円
ロサンゼルス 約19万円 約86万円
シンガポール 約7万円 約35万円
フランクフルト 約25万円 約100万円

ここまで、エコノミークラスとビジネスクラスの圧倒的なサービスの違いについて詳しく解説しました。

では、エコノミークラスとビジネスクラスには一体どれほどの価格差があるのでしょうか。とある日の、ANAのホームページからの価格検索を行ってみた結果がこちらです。エコノミークラスとビジネスクラスの差額は、往復で概ね2倍~5倍程度、ということがお分かりいただけるのではないかと思います。

しかし・・・シンガポールにエコノミーなら7万円で行けるのに、ビジネスで5倍の35万円出すか・・しかも、親子4人とかだと100万円以上を本当に出すか・・と言われると、やっぱ考えてしまいますよね。

それは当然のことだと思います。正直、私ももう何度となくビジネスクラスには搭乗していますが、自腹ではビジネスクラスなんてとても乗れません

貯めたマイルでビジネスクラスに乗るという選択肢

そんな私が、ビジネスクラスに乗るために実践している方法。それが、貯めたANAマイルでビジネスクラスに乗ることです。上記は、ANAの日本発往復の国際線マイルチャートです。

赤枠内がビジネスクラスのマイル数ですが、例えば北米や欧州路線の場合、金額的には約4~5倍であったエコノミークラスとの差が、マイルでの特典航空券の場合約1.7倍程度と意外に手の届くマイル数であることがお分かりいただけますでしょうか?

ANAマイルは、実は年間50万マイルくらいなら頑張れば貯められてしまう、貯めやすいマイルです。

ANAファーストクラス搭乗記。NH223羽田ーフランクフルト12時間の快適フライトの全貌公開

2018年12月2日

私は、なんと貯めたANAマイルでビジネスクラスを超えた超上級クラスであるファーストクラスにも搭乗しました。これ、往復270万円(片道200万円)という、超絶プラチナチケットです。エコノミーは嫌だな・・ビジネスクラスに乗ってみたい・・。でも・・やっぱり高い・・。そんな方におすすめなのは、ANAマイルを貯めることです。

ANAマイルなら、ここまでご説明したエコノミーとは格段に違うビジネスクラスに搭乗することも簡単にできてしまいますし、ファーストクラスへの搭乗も夢ではありません。というか、単なるアラフォーサラリーマンである私が、実際に2年で100万マイルをため、ファーストクラスに乗ったんです。絶対に、ビジネスクラスに乗ることはできます。

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まとめ

以上、エコノミークラスとビジネスクラスの違いをご紹介しました。

やっぱ、ビジネスクラスは異次元の世界だということはお分かりいただけましたか?そして、その異次元のサービスに相応しく、価格もまた異次元です。とてもではないですが、私のようなアラフォーリーマンがおいそれと買うことができるチケットではありません。

唯一、ほぼ無料でビジネスクラスに乗る方法。それが、陸マイラーだと思います。前述のとおり、年間50万マイル貯めることは、サラリーマンでも簡単にできます。

ANAマイルを貯めて、ビジネスクラスにほぼ無料で搭乗する方法は、是非以下の記事も併せてご覧ください。

【ANAマイルの貯め方】年間50万マイル!陸マイラーがマイルの貯め方を徹底解説

2019年3月15日

ANAマイルの貯め方・使い方などマイルに関する記事まとめ

2018年4月22日



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